第一種衛生管理者の勉強法|有害業務2科目を100〜150時間で攻略する順番
第一種衛生管理者は、第二種と共通の3科目に加えて有害業務の2科目(160点)が上乗せされるため、勉強時間の目安は100〜150時間程度と第二種より長めです。合否を分けるのは暗記量の多い有害業務の攻略法。覚えるべき数値の絞り込み方、科目別の学習順序、独学で回すスケジュールの立て方をまとめます。
勉強時間の目安は100〜150時間
第一種衛生管理者の勉強時間は、一般に100〜150時間程度が目安とされます。第二種と共通の3科目に、暗記量の多い有害業務の2科目が上乗せされるためです。1日1時間なら3〜5か月が目安になります。すでに第二種に合格していて共通科目の記憶が新しい場合は、有害業務の2科目に絞れるぶん必要な時間を大きく短縮できます。
合否を分けるのは有害業務2科目(160点)
第一種は関係法令・労働衛生・労働生理という共通3科目に加え、有害業務に係る関係法令と労働衛生の2科目が加わります。この2科目だけで400点中160点(4割)を占め、しかも各科目40%以上という足切りがあります。共通3科目を守りに使い、配点の大きい有害業務に学習時間を集中させるのが基本戦略です。
学習順序: 労働生理→共通科目→有害業務
- ・① 労働生理: 身体の仕組みを問う素直な問題が多く、最初の得点源にしやすい(100点)
- ・② 共通の関係法令・労働衛生: 第二種と同じ範囲。選任基準や保存年限など数字の暗記が中心(140点)
- ・③ 有害業務の2科目: 暗記量が最も多い本丸。記憶が新しいまま本番を迎えられるよう、試験日の直前期に重点投下する(160点)
有害業務の攻略: 数値は表、しくみは物語で覚える
有害業務でつまずく最大の原因は丸暗記です。作業環境測定の頻度や記録の保存年数といった数値は、単発で覚えようとせず一覧表にして繰り返し眺めるほうが定着します。一方、物質と健康障害の対応は「ベンゼン=再生不良性貧血」のようにストーリーで結びつけると忘れにくくなります。攻略の詳しい進め方は下記の記事にまとめています。
暗記が必要な数値の絞り方
有害業務では、作業環境測定の頻度(6か月以内ごとが基本)、特殊健康診断の記録保存年数(5年・7年・30年・40年など物質で異なる)、局所排気装置の制御風速など、数値そのものが答えになる問題が繰り返し出ます。全部を一度に覚えようとせず、まず出題頻度の高いテーマから一覧化し、試験直前まで繰り返し見返す形に落とし込むのが効率的です。
独学の進め方: 3ステップで回す
- ・① テキストを1周し、5科目全体の範囲と用語に軽く触れる(理解より慣れが目的)
- ・② 分野別の練習問題を解説つきで繰り返し、間違えた論点を潰す
- ・③ 公表試験問題(過去問)と模擬試験で時間配分と科目別の到達度を確認する
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