問1心臓が規則正しく拍動するリズムを作り出しているのはどれか。
- a大動脈弁
- b洞結節(洞房結節)
- c冠動脈
- d横隔膜
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正解:b. 洞結節(洞房結節)
心臓は、右心房にある洞結節(洞房結節)が発する電気刺激によって規則的に収縮する。この拍動リズムは自律神経の支配を受け、交感神経で促進、副交感神経(迷走神経)で抑制される。
第二種衛生管理者の「労働生理」分野の練習問題です。「答えと解説を見る」を開くと正解と解説を確認できます。資格試験ドリルの編集・運営の衛生管理者ドリル編集部が作成。4択の演習モードで解きたい方は第二種衛生管理者のドリルへ。
問題データ最終更新 2026-08-02
正解:b. 洞結節(洞房結節)
心臓は、右心房にある洞結節(洞房結節)が発する電気刺激によって規則的に収縮する。この拍動リズムは自律神経の支配を受け、交感神経で促進、副交感神経(迷走神経)で抑制される。
正解:d. 右心房
体循環は「左心室→大動脈→全身→大静脈→右心房」。肺循環は「右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房」。全身を回った血液はまず右心房に戻る。
正解:a. 肺動脈には、酸素の少ない静脈血が流れている
肺動脈は右心室から肺へ向かう血管で、酸素の少ない静脈血が流れる。肺で酸素を受け取った動脈血は肺静脈を通って左心房へ戻る。名称(動脈・静脈)と血液の種類は必ずしも一致しない点に注意。
正解:b. 横紋筋であるが、不随意筋である
心筋は横紋筋でありながら意思では動かせない不随意筋という特徴をもつ。骨格筋は横紋筋かつ随意筋、内臓や血管の筋(平滑筋)は不随意筋である。
正解:c. 心臓が収縮したときの血圧を最高血圧(収縮期血圧)という
心臓が収縮して血液を送り出したときの血圧を最高血圧(収縮期血圧)、心臓が拡張したときの血圧を最低血圧(拡張期血圧)という。高血圧が続くと血管壁が損傷し、動脈硬化などの原因となる。
正解:d. 組織との間で酸素・二酸化炭素や栄養素・老廃物の交換を行う
毛細血管は動脈と静脈をつなぐ極めて細い血管で、その薄い壁を通して組織との間で酸素・二酸化炭素、栄養素・老廃物の交換(内呼吸・物質交換)を行う。
正解:b. 外呼吸(肺呼吸)
肺胞と血液との間で行われるガス交換を外呼吸(肺呼吸)、血液と組織細胞との間で行われるガス交換を内呼吸(組織呼吸)という。
正解:b. 横隔膜や肋間筋などの呼吸筋の働きによって行われる
肺自体には運動能力がなく、呼吸運動は横隔膜や肋間筋などの呼吸筋の収縮・弛緩によって行われる。胸郭内容積が増して内圧が低くなると、鼻腔・気道を経て肺内に空気が流れ込む。
正解:c. 延髄
呼吸中枢は脳幹の延髄にある。血液中の二酸化炭素分圧が高まると呼吸中枢が刺激され、呼吸は深く速くなる。
正解:b. 1分間に16〜20回
成人の安静時の呼吸数は1分間に16〜20回程度。運動、精神的興奮、体温の上昇などによって増加する。食事や入浴によっても変化する。
正解:c. 呼吸数も1回換気量も増加する
身体活動が激しくなると、体内で発生した二酸化炭素を排出するため、呼吸数と1回換気量がともに増加する。その結果、肺で交換されるガスの量(換気量)が増える。
正解:d. 赤血球 — 酸素の運搬
赤血球はヘモグロビンにより酸素を運搬する。白血球は生体防御(免疫)、血小板は止血(血液凝固)を担う。それぞれの役割の対応を押さえる。
正解:a. ヘマトクリット値
ヘマトクリット値は、血液の全容積に対する赤血球の容積の割合(%)。貧血になると低下する。基準値は男性でおおむね45%前後、女性で40%前後と男女差がある。
正解:b. 骨髄で作られ、寿命は約120日である
赤血球は骨髄で作られ、寿命は約120日。血球のなかで最も多く、数には男女差があり男性のほうが多い(男性約500万/μL、女性約450万/μL程度)。白血球の寿命は3〜4日程度で、数に男女差はない。
正解:a. 好中球は体内に侵入した細菌などを貪食する
好中球は白血球の約60%を占め、体内に侵入した細菌などを貪食する。リンパ球は約30%を占め、免疫反応を担う。白血球は核をもち、数に明らかな男女差はない。
正解:b. T細胞は細胞性免疫、B細胞は抗体を産生する
T細胞(Tリンパ球)は細菌や異物を認識して直接攻撃する細胞性免疫を、B細胞(Bリンパ球)は抗体を産生する体液性免疫を担う。抗体の正体は血漿中のγ-グロブリン(免疫グロブリン)。
正解:c. 血漿中のフィブリノーゲンがフィブリンに変化して固まる
血液の凝固は、血漿中の水溶性のフィブリノーゲンが不溶性のフィブリンに変化し、血球を絡めて血餅を作る現象。血漿からフィブリノーゲンを除いた(凝固後に分離する)液体成分を血清という。
正解:a. アルブミン
アルブミンは血漿中に最も多く含まれるたんぱく質で、血液の浸透圧を維持し、さまざまな物質を運搬する。グロブリンは免疫、フィブリノーゲンは凝固に関与する。
正解:b. A型の血清中には抗B抗体がある
A型の赤血球はA抗原をもち、血清中には抗B抗体がある。B型は抗A抗体、O型は抗A抗体と抗B抗体の両方をもち、AB型は血清中に抗A抗体・抗B抗体のいずれももたない。
正解:c. 核をもたない小さな細胞成分で、止血作用をもつ
血小板は直径2〜3μm程度の核をもたない小さな細胞成分で、血管が損傷した部位に集まって止血作用を発揮する。数が著しく減少すると出血しやすくなる。
正解:d. 糖質 — ブドウ糖
糖質はブドウ糖などに、たんぱく質はアミノ酸に、脂質は脂肪酸とグリセリン(モノグリセリド)に分解されて吸収される。糖質—ブドウ糖の組合せが正しい。
正解:c. リパーゼ — たんぱく質
リパーゼは膵液に含まれ、脂質(脂肪)を分解する酵素。アミラーゼは唾液・膵液に含まれ糖質を、ペプシン(胃液)とトリプシン(膵液)はたんぱく質を分解する。
正解:a. 肝臓で生成され、消化酵素は含まないが脂肪を乳化する
胆汁は肝臓で生成され胆嚢で濃縮・貯蔵されるアルカリ性の消化液。消化酵素は含まないが、脂肪を乳化して分解を助ける。
正解:b. 尿を生成して排出する
尿の生成は腎臓の働きで、肝臓の働きではない。肝臓はグリコーゲンの合成・貯蔵、胆汁の生成、解毒、血漿たんぱく(アルブミン等)の合成、アンモニアから尿素への変換などを担う多機能な臓器である。
正解:c. ブドウ糖とアミノ酸は毛細血管に、脂肪酸とグリセリンはリンパ管に入る
小腸の絨毛から吸収されたブドウ糖とアミノ酸は毛細血管に入り、門脈を経て肝臓へ運ばれる。脂肪酸とグリセリンは小腸で脂肪に再合成され、リンパ管に入る。
正解:b. 体内に摂取された栄養素が、エネルギーを用いて生体に必要な物質に合成されること
同化は、摂取した栄養素からエネルギーを用いて生体に必要な物質を合成する過程。異化は、体内に貯蔵された物質を分解してエネルギーを得る過程。同化と異化を合わせて代謝という。
正解:c. 覚醒・横臥・安静時の生命維持に必要な最小限のエネルギー代謝量である
基礎代謝量は、覚醒・横臥・安静時に生命維持のために必要な最小限のエネルギー代謝量。同性・同年齢ではおおむね体表面積に比例する。成人男性で1日約1,500kcal、女性で約1,150kcal程度が目安。
正解:a. 作業に要したエネルギー量を基礎代謝量で割った値で、動的筋作業の強度を表す
エネルギー代謝率(RMR)は、作業に要したエネルギー量(作業時消費量-安静時消費量)を基礎代謝量で割った値。動的筋作業の強度をよく表すが、精神的作業や静的筋作業の強度指標としては適さない。個人差が少なく比較に適する。
正解:b. 腎小体で血液がろ過されて原尿がつくられる
腎臓のネフロン(腎小体+尿細管)で血液がろ過されて原尿ができ、尿細管で水分・糖・電解質の大部分が再吸収されて尿となる。健康な尿は通常、弱酸性である。
正解:c. たんぱく質と血球
糸球体では血球とたんぱく質以外の血漿成分がろ過されて原尿となる。ブドウ糖や電解質はいったんろ過されるが、その後尿細管でほぼ全部が再吸収される。
正解:a. 腎臓・尿路系の異常
尿蛋白は腎臓や尿路系の異常を示唆し、慢性腎炎やネフローゼ症候群などで持続的に認められる。尿糖は糖尿病や腎性糖尿を疑う所見。血液中の尿素窒素(BUN)は腎機能が低下すると増加する。
正解:c. 1日の尿量は約1〜1.5Lで、その約95%が水分である
健康な成人の1日の尿量は約1〜1.5Lで、その約95%が水分、残り約5%が固形物。淡黄色で弱酸性、比重は1.010〜1.025程度である。
正解:a. 細胞体・樹状突起・軸索からなる
ニューロン(神経細胞)は、細胞体と、そこから伸びる樹状突起および軸索(神経線維)からなる。刺激は樹状突起で受け取られ、軸索を通って次の細胞へ伝えられる。
正解:b. 表面の皮質は灰白質で、神経細胞体が集まっている
大脳の表面(皮質)は灰白質で神経細胞体が集まり、感覚・思考・意思・記憶などの高次機能を担う。内側の髄質は白質で神経線維が集まる。なお脊髄は逆で、内側が灰白質・外側が白質。呼吸中枢は延髄にある。
正解:d. 心拍数を増加させる
交感神経は身体を活動・緊張状態に導き、心拍数の増加・血圧上昇・消化管運動の抑制・気管支の拡張などをもたらす。副交感神経はこれと反対に、安静・休息の方向に働く。
正解:a. 多くの内臓器官は、交感神経と副交感神経の両方の支配を受けている
多くの内臓器官は交感神経と副交感神経の二重支配を受け、両者は互いに拮抗的に働く。自律神経は意思とは無関係に働き、その中枢は間脳の視床下部にある。
正解:b. 身体の平衡や運動の調節
小脳は身体の平衡感覚や運動・姿勢の調節を担う。呼吸・循環などの生命維持に関わる中枢は延髄にあり、記憶や思考は大脳皮質が担う。
正解:d. アドレナリン — 血糖値の低下
アドレナリン(副腎髄質)は血糖値を上昇させ、心拍数を増加させる。血糖値を下げるホルモンはインスリン(膵臓)だけで、グルカゴン(膵臓)・コルチゾール(副腎皮質)・アドレナリンはいずれも血糖値を上げる。
正解:a. パラソルモン — 副甲状腺
パラソルモンは副甲状腺から分泌され、血中カルシウム濃度を調節する。インスリンとグルカゴンは膵臓、コルチゾールとアルドステロンは副腎皮質、アドレナリンは副腎髄質、メラトニンは松果体から分泌される。
正解:b. アルドステロン
アルドステロン(副腎皮質)は腎臓でのナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を促し、体液中の塩類バランスを調節する。ガストリンは胃酸分泌の促進、セクレチンは消化液分泌の促進、メラトニンは睡眠に関与する。
正解:c. 暗順応
暗い場所で網膜の感度が高まり、徐々に見えるようになる現象を暗順応という(完了までに30分以上かかる)。逆に暗い所から明るい所へ出て慣れる明順応は40秒〜1、2分程度と短時間で完了する。
正解:a. 錐状体は明るい所で働き色を感じ、杆状体は暗い所で働き明暗を感じる
網膜の錐状体は明るい所で働き色を感じ分ける細胞、杆状体は暗い所で働き明暗を感じる細胞。水晶体の厚さを毛様体筋が変えることでピントを調節する。
正解:b. 眼軸長が長く、平行光線が網膜の前方で像を結ぶ
近視は眼軸長が長い(または屈折力が強い)ため、平行光線が網膜の前方で像を結ぶ状態。遠視は網膜の後方で結像し、乱視は角膜や水晶体の歪みによる。老視は加齢で水晶体の弾力が失われ調節力が低下したもの。
正解:c. 蝸牛は聴覚を、前庭・半規管は平衡感覚を担う
内耳のうち蝸牛が聴覚を、前庭と半規管が平衡感覚を担う。前庭は体の傾き、半規管は回転運動を感知する。耳管は中耳(鼓室)と咽頭をつなぎ、鼓室内の気圧を外気圧と等しく保つ。
正解:a. 痛覚点は他の感覚点に比べ皮膚に密に分布している
皮膚感覚には触覚・痛覚・温覚・冷覚があり、なかでも痛覚点の分布密度が最も高い。温度感覚は冷覚点のほうが温覚点より多く、冷覚のほうが鋭敏に働く。
正解:b. いずれも化学物質を刺激として受け取る化学感覚である
嗅覚と味覚は、化学物質を刺激として受け取る化学感覚である。嗅覚は順応が早く、同じ臭気に対して短時間で慣れて感じにくくなる特徴がある。
正解:d. 発汗と皮膚血管の拡張が起こる
暑いときは、発汗による気化熱の放散と皮膚血管の拡張によって放熱を促し、体温を下げる。寒いときは、ふるえ(熱産生の増加)や皮膚血管の収縮によって熱を保とうとする。体温調節中枢は間脳の視床下部にある。
正解:a. 不感蒸泄
発汗を伴わずに皮膚および呼気から水分が失われる現象を不感蒸泄といい、1日あたり約850mLとされる。発汗には、体温調節のための温熱性発汗と、緊張などによる精神性発汗がある。
正解:c. 鉄棒にぶら下がった状態を保つときの筋肉の収縮
等尺性収縮は、筋の長さを変えずに張力を発生させる収縮で、姿勢の保持や鉄棒にぶら下がった状態がこれにあたる。荷物を持ち上げる・歩行する・屈伸するなど、筋の長さが変わる収縮は等張性収縮という。
正解:b. 睡眠中は副交感神経が優位になり、心拍数や血圧は低下する
睡眠中は副交感神経が優位となり、心拍数・血圧・体温が低下する。入眠直後の深いノンレム睡眠のときに成長ホルモンが多く分泌され、疲労回復や組織の修復に関わる。レム睡眠は身体を休める眠りで、眼球が速く動く。
正解:a. 1分間に心臓から送り出される血液量のことである
心拍出量は1分間に心臓(左心室)から送り出される血液量で、1回拍出量×心拍数で求める。安静時の成人でおおむね5L/分程度とされ、運動時には増加する。
正解:b. 血管壁が肥厚・硬化して弾力性を失った状態で、脳血管障害や虚血性心疾患の原因となる
動脈硬化は、血管壁にコレステロール等が沈着して肥厚・硬化し、弾力性を失った状態。進行すると血管の内腔が狭くなり、脳血管障害や虚血性心疾患を引き起こす。高血圧・脂質異常症・喫煙・糖尿病が危険因子。
正解:c. 組織液の一部がリンパ管に入ってリンパ液となり、最終的に静脈に合流する
毛細血管から漏れ出た組織液の一部はリンパ管に入ってリンパ液となり、リンパ節を経て最終的に静脈に合流する。リンパ節ではリンパ球が働き、免疫機能の一端を担う。
正解:b. できるだけ息を吸い込んだ後、できるだけ吐き出したときの空気の量
肺活量は、最大限に息を吸い込んだ後、最大限に吐き出したときの空気の量。安静時に1回の呼吸で出入りする量は1回換気量、吐ききっても肺に残る量は残気量という。
正解:b. 血液中の二酸化炭素分圧の上昇
血液中の二酸化炭素分圧が上昇すると延髄の呼吸中枢が刺激され、呼吸は深く速くなる。酸素の不足よりも二酸化炭素の増加のほうが強い刺激となる点が頻出。
正解:a. 血漿が約55%、有形成分(血球)が約45%
血液は液体成分の血漿が約55%、有形成分(赤血球・白血球・血小板)が約45%を占める。血漿の約90%は水分で、そのほかアルブミン・グロブリン・フィブリノーゲンなどのたんぱく質が含まれる。
正解:b. 血清は血漿からフィブリノーゲン(凝固因子)を除いたものである
血液が凝固するとフィブリノーゲンがフィブリンに変化して血餅を作り、残った液体成分が血清となる。つまり血清は血漿からフィブリノーゲン等の凝固因子を除いたものである。
正解:a. 白血球の中で最も大きく、組織中でマクロファージとなって異物を貪食する
単球は白血球の中で最も大きい細胞で、血管外に出て組織中でマクロファージとなり、細菌や異物を貪食する。抗体産生はBリンパ球、凝固は血小板とフィブリノーゲンが担う。
正解:b. 胃液に含まれるペプシンが、たんぱく質を分解する
胃液は塩酸を含む強い酸性で、ペプシン(ペプシノーゲンが塩酸により活性化されたもの)がたんぱく質を分解する。栄養素の大部分の吸収は小腸で行われる。
正解:c. 水分を吸収し、糞便を形成する
大腸は主に水分と電解質を吸収し、残りかすから糞便を形成する。栄養素の大部分の消化・吸収は小腸で行われ、胆汁の生成は肝臓が担う。
正解:a. 三大栄養素すべてに対する消化酵素を含む
膵液はアルカリ性で、糖質を分解するアミラーゼ、たんぱく質を分解するトリプシン、脂質を分解するリパーゼを含み、三大栄養素すべてに作用する。胃酸を中和する働きも持つ。
正解:c. アンモニアを毒性の低い尿素に変換する
たんぱく質(アミノ酸)の分解で生じた有害なアンモニアは、肝臓で毒性の低い尿素に変換され、腎臓から尿として排出される。肝機能が低下するとアンモニアが蓄積し、意識障害を起こすことがある。
正解:b. 体内に蓄えられた物質を分解し、エネルギーを取り出すこと
異化は、グリコーゲンや脂肪などの体内に蓄えられた物質を分解してエネルギー(ATP)を取り出す過程。逆に、エネルギーを用いて生体成分を合成する過程を同化という。
正解:b. 覚醒・横臥・安静時に測定する
基礎代謝量は、覚醒(目が覚めている)・横臥(横になっている)・安静時に、生命維持のために必要な最小限のエネルギー代謝量として測定する。睡眠中ではない点に注意。
正解:a. 原尿中のブドウ糖は、健康な人ではほぼ全部が再吸収される
健康な人では、原尿中のブドウ糖は尿細管でほぼ全部が血液中に再吸収されるため、尿糖は検出されない。水分と電解質も大部分が再吸収され、老廃物は濃縮されて尿となる。
正解:c. 尿素窒素(BUN)
腎機能が低下すると老廃物を排出できなくなり、血液中の尿素窒素(BUN)やクレアチニンが増加する。これらは腎機能を評価する代表的な検査値である。
正解:b. 内側が灰白質、外側が白質で、大脳とは逆の配置である
脊髄は内側(中心部)が神経細胞体の集まる灰白質、外側が神経線維の集まる白質で、大脳(外側が灰白質、内側が白質)とは逆の配置になっている。
正解:b. 意識とは無関係に起こる、生体を守るための反応である
反射は、大脳で判断することなく意識とは無関係に起こる反応で、熱いものに触れて手を引っ込めるなど生体を守る働きをもつ。脊髄などが中枢となり、大脳皮質を経由しないため反応が速い。
正解:a. シナプス
ニューロンとニューロンの接合部をシナプスといい、神経伝達物質を介して情報が伝えられる。ネフロンは腎臓の機能単位で、混同しやすい用語として頻出。
正解:b. サイロキシン(甲状腺ホルモン)
甲状腺から分泌されるサイロキシン(甲状腺ホルモン)は全身の代謝を促進する。分泌が過剰になると動悸・発汗・体重減少、不足すると倦怠感・むくみ・体重増加などが起こる。
正解:c. コルチゾール
コルチゾールは副腎皮質から分泌される代表的なストレスホルモンで、血糖値を上昇させ、たんぱく質の代謝や抗炎症作用にも関与する。ストレス時にはアドレナリン(副腎髄質)の分泌も増加する。
正解:a. メラトニン
メラトニンは松果体から分泌され、夜間に分泌が増えて睡眠を促す。体内時計(概日リズム)の調節に関与し、明るい光を浴びると分泌が抑制される。
正解:d. 耳管
耳管は中耳(鼓室)と咽頭をつなぐ管で、鼓室内の圧力を外気圧と等しく保つ働きをする。蝸牛は聴覚、前庭は体の傾き、半規管は回転運動を感知する内耳の器官。
正解:b. 筋肉や腱にある受容器から、身体の位置や運動の状態を認識する感覚である
深部感覚は、筋肉や腱にある受容器から得られる情報によって、身体各部の位置や運動の状態、抵抗や重量を認識する感覚。目を閉じていても手足の位置がわかるのはこの感覚による。
正解:a. 恒常性(ホメオスタシス)
外部環境の変化にかかわらず、体温・血糖値・体液の成分などの内部環境を一定に保とうとする性質を恒常性(ホメオスタシス)という。自律神経系と内分泌系によって維持されている。
正解:a. 汗が皮膚表面で蒸発するときに気化熱を奪うことで体温を下げる
汗が皮膚表面で蒸発する際に気化熱(1gあたり約0.58kcal)を奪うことで体温が下がる。汗が流れ落ちるだけでは放熱の効果は小さい。湿度が高いと蒸発しにくく、放熱の効率が落ちる。
正解:b. ATP(アデノシン三リン酸)
筋収縮の直接のエネルギー源はATP(アデノシン三リン酸)。ATPはグリコーゲンなどの分解によって供給され、酸素の供給が不十分な状態では乳酸が生成されて筋疲労の一因となる。
正解:b. 筋の断面積に比例する
筋が発揮する力は、筋の太さ(横断面積)に比例する。単位断面積あたりの筋力には男女差がほとんどないとされ、体格や筋量の差が全体の筋力差につながる。
正解:b. 眼球が速く動く浅い眠りで、身体を休める眠りとされる
レム睡眠は眼球が速く動く(Rapid Eye Movement)浅い眠りで、脳は活動しているが骨格筋は弛緩しており、身体を休める眠りとされる。一方ノンレム睡眠は脳を休める深い眠りで、成長ホルモンが多く分泌される。
正解:b. ヒトの体内時計の周期は約25時間で、日光などにより毎日修正される
ヒトの体内時計の周期は約25時間とされ、日光を浴びるなどして毎日24時間の周期に修正されている。夜勤や交替制勤務ではこのリズムが乱れ、睡眠障害や疲労の蓄積につながりやすい。
正解:a. 血液が逆流するのを防いでいる
心臓の弁(僧帽弁・三尖弁・大動脈弁・肺動脈弁)は、血液が逆流するのを防ぎ、一方向に流れるようにしている。ポンプの役割は心筋の収縮が担う。
正解:a. 心臓の収縮による動脈の拍動を、体表近くの動脈で触知したものである
脈拍は、心臓の収縮により生じた動脈の拍動を、手首の橈骨動脈など体表近くを走る動脈で触知したもの。通常は心拍数とほぼ一致する。静脈や毛細血管では拍動を触知できない。
正解:a. 酸素と二酸化炭素が、それぞれの分圧の差によって拡散することで行われる
肺胞と毛細血管の間のガス交換は、酸素と二酸化炭素それぞれの分圧の差に従って、濃度の高いほうから低いほうへ拡散することで行われる。エネルギーを使う能動的な輸送ではない。
正解:a. 鼻腔・気管・気管支などガス交換に関与しない部分の空間
死腔は、鼻腔・咽頭・気管・気管支などガス交換に関与しない気道部分の空間をいう。浅く速い呼吸では死腔の影響が大きくなり、ガス交換の効率が下がる。
正解:a. 酸素分圧の高い肺で酸素と結合し、酸素分圧の低い組織で酸素を放す
ヘモグロビンは赤血球に含まれる赤色の色素たんぱく質で、酸素分圧の高い肺で酸素と結合し、酸素分圧の低い組織で酸素を放す性質をもつ。一酸化炭素とは酸素より強く結合してしまう。
正解:a. 血液型の異なる血液を混ぜたときに、赤血球が互いに集まって塊をつくる反応である
凝集反応は、赤血球の抗原(凝集原)と血清中の抗体(凝集素)が反応して赤血球が塊をつくる現象。フィブリンによって血液が固まる「凝固」とは別の現象なので区別して覚える。
正解:a. 好中球
白血球のうち好中球が最も多く約60%を占め、細菌などを貪食する。次いでリンパ球が約30%を占め免疫を担う。単球・好酸球・好塩基球は少数である。
正解:b. グロブリン
抗体の本体は免疫グロブリンで、血漿たんぱく質のうちグロブリン(γ-グロブリン)に分類される。アルブミンは浸透圧の維持と物質の運搬、フィブリノーゲンは血液凝固に関与する。
正解:a. アミラーゼ
唾液に含まれるアミラーゼ(プチアリン)はでんぷん(糖質)を分解する。ペプシンは胃液、トリプシンとリパーゼは膵液に含まれる消化酵素。
正解:a. 表面積を大きくして栄養素の吸収効率を高める
小腸の内壁には輪状のひだと無数の絨毛があり、表面積を大きくすることで栄養素の吸収効率を高めている。絨毛の内部には毛細血管とリンパ管が通り、吸収した栄養素を運ぶ。
正解:a. 肝臓
小腸の毛細血管に吸収されたブドウ糖やアミノ酸は、門脈を通ってまず肝臓へ運ばれる。肝臓で貯蔵・変換・解毒などの処理を受けてから全身へ送られる。
正解:a. コレステロールを合成する
肝臓はコレステロールを合成するほか、胆汁酸の生成、脂肪酸の分解、血漿たんぱく(アルブミン)の合成、グリコーゲンの貯蔵、解毒、アンモニアの尿素への変換など多彩な働きを担う。
正解:c. 座って行う精神的作業
エネルギー代謝率は動的筋作業の強度をよく表すが、座って行う精神的作業や、姿勢を保持する静的筋作業の強度指標としては適さない。これらの作業ではエネルギー消費量があまり増えないためである。
正解:a. 腎小体(糸球体とボウマン嚢)と尿細管
ネフロン(腎単位)は、腎小体(糸球体+ボウマン嚢)と尿細管から構成され、1つの腎臓におよそ100万個あるとされる。糸球体でろ過し、尿細管で再吸収するのが尿生成の基本の流れ。
正解:a. 体性神経(感覚神経・運動神経)と自律神経(交感神経・副交感神経)に分けられる
神経系は中枢神経系(脳・脊髄)と末梢神経系に大別され、末梢神経系はさらに体性神経(感覚神経・運動神経)と自律神経(交感神経・副交感神経)に分けられる。
正解:a. 消化管の運動が促進される
副交感神経は休息・回復の方向に働き、消化管の運動と消化液の分泌を促進し、心拍数を減少させ、気管支を収縮させ、瞳孔を縮小させる。交感神経はこれと反対の作用を示す。
正解:a. インスリン
血糖値を下げるホルモンは膵臓のランゲルハンス島から分泌されるインスリンのみ。グルカゴン・アドレナリン・コルチゾール・甲状腺ホルモンなどはいずれも血糖値を上げる方向に働く。
正解:a. 老視(老眼)
老視(老眼)は、加齢により水晶体の弾力性が低下して調節力が弱まり、近くのものにピントを合わせにくくなる状態。白内障は水晶体が濁る疾患で、別のもの。
正解:a. 舌の味蕾で感じる化学感覚で、嗅覚と密接に関連している
味覚は舌の味蕾で化学物質を感じる化学感覚で、嗅覚と密接に関連している(鼻がつまると味を感じにくくなるのはこのため)。嗅覚・味覚とも順応が起こりやすい。
正解:a. 前庭
内耳の前庭は身体の傾きの方向や大きさを、半規管は身体の回転の方向や速度を感じる。蝸牛は聴覚を担い、鼓膜は中耳との境にある膜で音の振動を伝える。
正解:d. 同化
熱の放散は、放射(輻射)・伝導・対流・蒸発(発汗と不感蒸泄)によって行われる。同化は栄養素から生体成分を合成する代謝の過程で、熱の放散方法ではない。
正解:a. 骨格筋がふるえて熱産生を増やし、皮膚の血管が収縮して放熱を抑える
寒冷環境では、骨格筋のふるえによって熱産生を増やし、皮膚の血管を収縮させて体表からの放熱を抑える。立毛(鳥肌)も放熱を抑える反応の一つ。暑熱環境ではこれと逆の反応が起こる。
正解:a. 約850mL
不感蒸泄は、発汗を伴わずに皮膚および呼気から失われる水分で、1日あたり約850mLとされる。安静時にも常に生じており、これによる放熱も体温調節に寄与している。
正解:a. 骨格筋は横紋筋で随意筋、内臓や血管の壁の筋は平滑筋で不随意筋である
骨格筋は横紋筋かつ随意筋、内臓や血管壁の筋は平滑筋かつ不随意筋。心筋は横紋筋でありながら不随意筋という例外的な存在である。
正解:a. 酸素の供給が不十分な状態で筋肉を使い続けると乳酸が蓄積し、筋疲労の一因となる
酸素の供給が不十分な状態(無酸素的な代謝)ではグリコーゲンの分解により乳酸が生成され、蓄積して筋疲労の一因となる。酸素が十分に供給されていれば、より効率よくATPが産生される。
正解:a. 重さは筋の断面積に比例し、高さは筋の長さに比例する
筋肉が引き上げることのできる物の重さは筋の断面積に比例し、引き上げることのできる高さは筋の長さ(筋線維の長さ)に比例する。この2つの対応が頻出。
正解:a. 疲労は、生体に対する負荷が過大なときに現れる、回復を促すための警告反応でもある
疲労は、生体への負荷が過大なときに作業能力の低下や不快感として現れ、休息を促す警告反応の意味をもつ。産業疲労には身体的疲労だけでなく精神的疲労も含まれ、休息・睡眠・栄養で回復を図る。
正解:c. 作業を長時間続け、まとめて最後に休憩をとる
疲労は蓄積すると回復に時間がかかるため、長時間続けて最後にまとめて休むより、こまめに小休止を挟むほうが効果的。軽い運動などの積極的休養や十分な睡眠も回復に有効である。
正解:a. ストレッサーに対して、自律神経系と内分泌系が反応して生体の恒常性を保とうとする
ストレッサーを受けると、自律神経系(交感神経の亢進)と内分泌系(副腎皮質ホルモンや副腎髄質ホルモンの分泌増加)が働き、生体の恒常性を保とうとする。ストレッサーには物理的・化学的・心理的・社会的要因がある。
正解:a. 就寝直前の過食は、消化活動により睡眠の質を低下させるため避ける
就寝直前の過食は消化活動を活発にし、睡眠の質を低下させるため避けるべきとされる。逆に極端な空腹も入眠を妨げる。睡眠と食事は深く関連しており、規則的な生活リズムが重要となる。
正解:a. 動脈は血管壁が厚く弾力性に富み、静脈は壁が薄く逆流を防ぐ弁がある
動脈は心臓から送り出される高い圧力に耐えるため血管壁が厚く弾力性に富む。静脈は壁が薄く圧力が低いため、血液の逆流を防ぐ弁が備わっている。毛細血管は一層の内皮細胞からなり物質交換を行う。
正解:a. 心臓の電気的な活動を波形として記録し、不整脈や心筋の異常を調べる
心電図は心臓の拍動に伴う電気的な活動を体表から波形として記録するもので、不整脈や虚血性心疾患などの心筋の異常を調べる。定期健康診断の項目の一つでもある。
正解:a. 鼻腔・咽頭・喉頭 → 気管 → 気管支 → 肺胞
吸い込まれた空気は、鼻腔・咽頭・喉頭を経て気管に入り、左右の気管支に分かれて細気管支を通り、末端の肺胞に達する。肺胞でガス交換が行われる。
正解:a. きわめて多数あり、全体として非常に大きな表面積をもつためガス交換に適している
肺胞はきわめて多数あり、全体として非常に大きな表面積をもつため効率よくガス交換ができる。肺胞の壁は薄く、毛細血管が取り巻いており、分圧差により酸素と二酸化炭素が拡散する。
正解:a. 血液中のヘモグロビン濃度や赤血球数が基準値を下回った状態をいう
貧血は血液中のヘモグロビン濃度や赤血球数が基準値を下回った状態で、酸素の運搬能力が低下し、動悸・息切れ・倦怠感などを生じる。ヘマトクリット値も低下する。低血圧とは別の概念。
正解:a. 生まれつき備わっている自然免疫と、感染や予防接種により後天的に獲得する獲得免疫がある
免疫には、好中球やマクロファージによる貪食など生まれつき備わる自然免疫と、抗原に対して特異的に働く獲得免疫(T細胞による細胞性免疫、B細胞による体液性免疫)がある。予防接種は獲得免疫を利用した仕組み。
正解:a. 骨髄
赤血球・白血球・血小板はいずれも骨髄の造血幹細胞から作られる。古くなった赤血球は主に脾臓で破壊される。腎臓は赤血球の産生を促すホルモン(エリスロポエチン)を分泌する。
正解:a. 血小板とフィブリノーゲン
血液の凝固では、まず血小板が傷口に集まって一次的に止血し、続いて血漿中のフィブリノーゲンがフィブリンに変化して血球を絡め、血餅を作って確実に止血する。
正解:a. 微量で生体の機能を調節する有機化合物で、体内でほとんど合成できないため食事から摂取する必要がある
ビタミンは微量で生体の機能を調節する有機化合物で、体内でほとんど合成できないため食事から摂取する必要がある。エネルギー源となるのは糖質・脂質・たんぱく質の三大栄養素。ミネラルは無機質で別のもの。
正解:a. 筋肉・臓器・酵素・ホルモン・抗体などの材料となる
たんぱく質はアミノ酸に分解されて吸収され、筋肉・臓器などの構成成分、酵素・ホルモン・抗体の材料となる。エネルギー源としても利用される(1gあたり約4kcal)。
正解:a. 約60%
成人の身体の約60%は水分で構成されている。水分は栄養素や老廃物の運搬、体温調節などに不可欠で、発汗や不感蒸泄で失われた分を補給する必要がある。
正解:a. 血糖値が上がるとインスリンが分泌され、細胞へのブドウ糖の取り込みを促して血糖値を下げる
血糖値が上がると膵臓からインスリンが分泌され、細胞へのブドウ糖の取り込みとグリコーゲンの合成を促して血糖値を下げる。血糖値が下がるとグルカゴンやアドレナリン等が分泌され、血糖値を上げる。
正解:a. 1gあたりのエネルギー量が三大栄養素の中で最も大きい
脂質は1gあたり約9kcalで、糖質・たんぱく質(いずれも約4kcal)よりエネルギー量が大きい。細胞膜やホルモンの材料にもなるが、過剰摂取は肥満や脂質異常症の原因となる。
正解:a. バソプレシン(抗利尿ホルモン)
バソプレシン(抗利尿ホルモン)は下垂体後葉から分泌され、腎臓の尿細管・集合管での水分の再吸収を促進して尿量を減らす。発汗などで体液量が減ると分泌が増える。
正解:a. 成長ホルモン
成長ホルモンは下垂体前葉から分泌され、身体の成長やたんぱく質の合成を促す。インスリンは膵臓、アドレナリンは副腎髄質、パラソルモンは副甲状腺から分泌される。
正解:a. アドレナリン
アドレナリンは副腎髄質から分泌され、心拍数の増加・血圧上昇・血糖値の上昇をもたらす。副腎皮質から分泌されるコルチゾール(血糖上昇・抗炎症)やアルドステロン(塩類調節)と区別する。
正解:a. ナトリウム
ナトリウムは細胞外液に多く含まれ、体液量や浸透圧の維持に関与する。一方カリウムは細胞内液に多い。腎臓はアルドステロン等の働きにより、これらの電解質のバランスを調節している。
正解:a. 運動・感覚・言語・視覚などの機能が、それぞれ特定の領域に分かれて存在する
大脳皮質には運動野・感覚野・言語野・視覚野・聴覚野などの機能局在があり、領域ごとに役割が分かれている。呼吸や循環の中枢は延髄にあり、大脳皮質は神経細胞体が集まる灰白質からなる。
正解:a. 間脳の視床下部
自律神経の中枢は間脳の視床下部にあり、体温調節中枢も同じ視床下部にある。自律神経は意思とは無関係に内臓や血管の働きを調節する。
正解:a. 感覚神経は末梢から中枢へ、運動神経は中枢から末梢へ情報を伝える
感覚神経(求心性神経)は末梢の受容器から中枢へ情報を伝え、運動神経(遠心性神経)は中枢から末梢の筋肉へ指令を伝える。いずれも体性神経に分類され、自律神経とは区別される。
正解:a. 2つの点を2つとして識別できる能力(分解能)を表す
視力は、接近した2つの点を2つとして識別できる能力(分解能)を表す。色を識別する能力は色覚、視野は見える範囲、暗い場所での見え方は暗順応に関わる別の機能である。
正解:a. 外耳道 → 鼓膜 → 耳小骨 → 蝸牛
音は外耳道を通って鼓膜を振動させ、中耳の耳小骨で増幅されて内耳の蝸牛に伝わり、そこで電気信号に変換されて聴神経を通じて脳へ送られる。
正解:a. 皮膚感覚のうち最も密に分布し、生体を危険から守る警告の役割をもつ
痛覚点は皮膚感覚の中で最も密に分布しており、生体を危険から守る警告としての役割をもつ。順応しにくいのも特徴。内臓にも痛覚は存在するが、皮膚に比べて局在がはっきりしない。
正解:a. 早朝に最も低く、夕方に最も高くなる傾向がある
健康な人の体温は概日リズムに従って変動し、早朝に最も低く、夕方(午後)に最も高くなる傾向がある。変動の幅はおおむね1℃以内で、食事や運動、女性では月経周期の影響も受ける。
正解:a. 感染などにより体温調節中枢の設定温度が高く変更され、体温が上昇する
発熱は、感染などに伴って体温調節中枢の設定温度(セットポイント)が高く変更され、ふるえや血管収縮により体温が上昇する現象。設定温度に達するまでは寒気を感じる。熱射病のように中枢の機能が破綻する高体温とは異なる。
正解:a. 視力(特に近方視)、聴力(特に高音域)、平衡感覚、筋力などが低下する傾向がある
加齢により、近方視の低下(老視)、高音域の聴力低下、平衡感覚や筋力の低下などが生じるが、低下の程度や速度には大きな個人差がある。基礎代謝量は一般に加齢とともに低下する。
正解:a. 適度に運動を続けると筋線維が太くなり、筋力が増す(筋肥大)
適度な運動を続けると、筋線維の数ではなく一本一本が太くなること(筋肥大)によって筋力が増す。逆に使わないでいると萎縮して筋力が低下する(廃用性萎縮)。
正解:a. 収縮する速さが適当なときに仕事の効率が最も大きくなる
筋肉は、負荷が適当な大きさで、収縮する速さが適当なときに仕事の効率が最も大きくなる。極端に速い収縮や極端に重い負荷では効率が落ちる。
正解:a. 本人の業務成績のみで判断する
疲労の評価は、自覚症状調査、フリッカー検査などの生理機能検査、作業量・作業能率の変化の観察などを組み合わせて行う。業務成績だけでは疲労の実態を捉えられない。
正解:a. 職場の人間関係や仕事の量・質
ストレッサーには、物理的要因(騒音・温度・照明)、化学的要因(有害物質)、生物学的要因(病原体)、心理的・社会的要因(人間関係、仕事の量と質、役割の曖昧さ)がある。職場のストレスは心理的・社会的要因が中心となる。
正解:a. 自律神経系や内分泌系のバランスが崩れ、高血圧や胃・十二指腸潰瘍などを生じることがある
強いストレスが続くと自律神経系・内分泌系のバランスが崩れ、高血圧、胃・十二指腸潰瘍、不眠、免疫機能の低下などを生じることがある。心理面ではうつ状態や不安が現れることもある。
正解:a. 注意力や判断力が低下し、作業中の事故のリスクが高まる
睡眠不足は注意力・判断力・反応速度を低下させ、作業中の事故やヒューマンエラーのリスクを高める。慢性化すると生活習慣病のリスクも上昇する。夜勤・交替制勤務では特に配慮が必要となる。
正解:a. 成長ホルモン
成長ホルモンは入眠直後の深いノンレム睡眠時に多く分泌され、身体の成長やたんぱく質の合成、組織の修復に関わる。十分な睡眠が疲労回復に重要とされる生理学的な根拠の一つ。
正解:a. 自律神経系と内分泌系
体温・血糖値・体液の量や組成などの内部環境を一定に保つ恒常性は、自律神経系(神経性の速い調節)と内分泌系(ホルモンによる持続的な調節)によって維持されている。
正解:a. 心拍数と呼吸数が増加し、骨格筋への血流が増える
運動時は交感神経が優位となり、心拍数・心拍出量・呼吸数が増加し、骨格筋への血流が増える。一方で消化管への血流は減少する。産熱が増えるため体温は上昇し、発汗により放熱が促される。
正解:a. 膵臓は尿を生成する
膵臓は消化酵素を含む膵液を分泌し、インスリン・グルカゴンなどのホルモンも分泌するが、尿の生成は行わない。尿を生成するのは腎臓である。
正解:a. 骨格を支持する
骨格の支持は骨の働きであり、血液の働きではない。血液は、運搬(酸素・二酸化炭素・栄養素・老廃物・ホルモン)、体温調節、生体防御(免疫)、止血、体液の恒常性の維持などの働きを担う。
正解:a. 酸素を用いて栄養素を分解し、ATPを産生する。この過程で二酸化炭素と水が生じる
細胞では、酸素を用いて糖質・脂質などを分解し、効率よくATPを産生する(好気的代謝)。この過程で二酸化炭素と水が生じ、二酸化炭素は血液により肺へ運ばれて排出される。酸素が不足すると乳酸が生じる嫌気的な経路が働く。
正解:a. 呼吸で取り込んだ酸素が血液により組織へ運ばれ、代謝によりエネルギーが産生される
呼吸によって取り込まれた酸素は、血液(赤血球のヘモグロビン)により全身の組織へ運ばれ、細胞内の代謝でエネルギー(ATP)の産生に使われる。生じた二酸化炭素は血液により肺へ運ばれ排出される。
正解:a. 作業強度が高いほど酸素消費量が増え、心拍数や呼吸数も増加する
動的な筋作業では、作業強度が高いほど酸素消費量が増加し、それに応じて心拍数・呼吸数・心拍出量が増える。この関係を利用した作業強度の指標がエネルギー代謝率(RMR)であり、精神的作業には適さない。
正解:a. 左右の心房と心室の4つの部屋からなり、それぞれの間に弁がある
心臓は右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋からなり、心房と心室の間、心室と動脈の間に弁があって血液の逆流を防いでいる。左心室の壁は全身へ血液を送るため最も厚い。
正解:a. 冠動脈
心筋に酸素と栄養を供給するのは冠動脈(冠状動脈)。この冠動脈が動脈硬化などで狭窄・閉塞すると狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患を起こす。
正解:a. 睡眠中で副交感神経が優位な状態
睡眠中は副交感神経が優位となり血圧は低下する。血圧は、心拍出量と末梢血管抵抗によって決まり、動脈硬化による血管の弾力性低下、循環血液量の増加、交感神経の緊張などにより上昇する。
正解:a. 骨格筋の収縮によるポンプ作用と静脈弁の働き
静脈内の圧力は低いため、骨格筋の収縮による筋ポンプ作用と静脈弁(逆流防止)、呼吸運動による胸腔内圧の変化が静脈還流を助けている。長時間の立位や座位で下肢がむくむのはこの作用が働きにくいため。
正解:a. 横隔膜が下がり、肋間筋の働きで胸郭が広がって胸腔内容積が増える
吸気時は横隔膜が収縮して下がり、外肋間筋の働きで胸郭が広がることで胸腔内容積が増え、内圧が下がって空気が流れ込む。呼気は主にこれらが弛緩して受動的に起こる。
正解:a. 赤血球中のヘモグロビンと結合した形
酸素の大部分は赤血球中のヘモグロビンと結合して運搬され、血漿に物理的に溶解して運ばれるのはごくわずか。一方、二酸化炭素は主に重炭酸イオンの形で血漿中を運ばれる。
正解:a. 血液中の二酸化炭素が減少し、めまいや手足のしびれを生じることがある
過換気では必要以上に二酸化炭素が排出されて血液中の二酸化炭素分圧が低下し、血液がアルカリ性に傾いて、めまい・手足のしびれ・けいれんなどを生じることがある。ゆっくりした呼吸を促すことが対応の基本。
正解:a. 浅く速い呼吸では死腔の影響が大きくなり、ガス交換の効率が低下する
1回換気量のうち、鼻腔・気管・気管支などの死腔にとどまる分はガス交換に関与しない。浅く速い呼吸では死腔の占める割合が大きくなり効率が低下するため、ゆっくり深い呼吸のほうが効率がよい。
正解:a. 脾臓
寿命(約120日)を迎えた赤血球は主に脾臓で破壊される。赤血球は骨髄で作られ、脾臓で壊されるという産生と破壊の場所の違いが問われる。
正解:a. 即時型アレルギー
即時型アレルギーは抗原との接触後、数分から数十分で症状が現れるもので、気管支ぜんそく・じんましん・アナフィラキシーなどが該当する。接触皮膚炎などは数時間〜数日で現れる遅延型に分類される。
正解:a. 自己免疫疾患
自己免疫疾患は、免疫が自分自身の正常な細胞や組織を異物として攻撃してしまう病態。日和見感染は抵抗力低下時に通常は無害な病原体で発症すること、不顕性感染は症状が現れない感染をいう。
正解:a. 蒼白
炎症の四徴は発赤・腫脹・発熱(熱感)・疼痛で、これに機能障害を加えて五徴とすることもある。蒼白は炎症ではなくショックなどでみられる所見である。
正解:a. 咀嚼により食物が細かくなり唾液と混ざることで、消化・吸収が助けられる
咀嚼により食物が細かくなり、唾液(アミラーゼを含む)と混ざることで消化・吸収が助けられる。嚥下は、口腔期は随意運動だが咽頭期以降は反射(不随意)によって進む。
正解:a. 一部のビタミンの合成や、消化されなかった成分の分解に関与する
腸内細菌は、一部のビタミン(ビタミンKなど)の合成、消化されなかった食物繊維等の分解、有害菌の増殖抑制などに関与している。すべてが有害というわけではない。
正解:a. 肝臓・筋肉のグリコーゲンと、脂肪組織の中性脂肪
余剰のエネルギーは、まず肝臓や筋肉にグリコーゲンとして貯蔵され、それを超える分は脂肪組織に中性脂肪として蓄えられる。グリコーゲンの貯蔵量には限りがあるため、過剰摂取は肥満につながる。
正解:a. 食事誘発性熱産生(特異動的作用)
食事誘発性熱産生(特異動的作用)は、食物の消化・吸収・代謝に伴ってエネルギーが消費され、体温がやや上昇する現象。たんぱく質で特に大きい。基礎代謝や不感蒸泄とは別の概念である。
正解:a. 体液量を保つため、抗利尿ホルモンの働きにより尿量は減少する
大量発汗により体液量が減ると、下垂体後葉から抗利尿ホルモン(バソプレシン)が分泌され、腎臓での水分の再吸収が促進されて尿量が減少する。これにより体液量と浸透圧が保たれる。
正解:a. 血中のホルモン濃度が高くなると分泌が抑制される、フィードバック機構が働く
多くのホルモンは、血中濃度が高まると上位の内分泌腺への刺激が抑えられて分泌が減る、負のフィードバック機構によって調節されている。これにより体内環境の恒常性が保たれる。
正解:a. 皮質 — コルチゾール・アルドステロン、髄質 — アドレナリン
副腎は外側の皮質と内側の髄質からなり、皮質からはコルチゾール(血糖上昇・抗炎症)やアルドステロン(塩類調節)、髄質からはアドレナリン(心拍数増加・血糖上昇)が分泌される。
正解:a. 消化酵素を含む膵液を分泌する外分泌の働きと、インスリン等を分泌する内分泌の働きをあわせもつ
膵臓は、アミラーゼ・トリプシン・リパーゼを含む膵液を十二指腸へ分泌する外分泌腺としての働きと、ランゲルハンス島からインスリン・グルカゴンを血中へ分泌する内分泌腺としての働きをあわせもつ。
正解:a. 延髄 — 呼吸・循環の中枢
延髄には呼吸中枢・心臓血管中枢など生命維持に不可欠な中枢がある。小脳は平衡と運動の調節、大脳は感覚・思考・記憶・随意運動、視床下部は自律神経と体温調節の中枢を担う。
正解:a. 受容器 → 感覚神経 → 中枢(脊髄等) → 運動神経 → 効果器
反射は、受容器で刺激を受け、感覚神経を通って脊髄などの中枢に伝わり、運動神経を経て効果器(筋肉等)が反応する経路(反射弓)で成立する。大脳皮質を経由しないため反応が速い。
正解:a. 眼を動かさずに見ることができる範囲をいう
視野は、眼を動かさずに見ることのできる範囲をいう。2つの点を識別する能力は視力、色を区別する能力は色覚、暗所での見え方は暗順応に関わる。緑内障などでは視野が狭くなる。
正解:a. 錐状体 — 明るい所で働き、色を識別する
網膜の錐状体は明るい所で働いて色を識別し、網膜の中心部に多い。杆状体は暗い所で働いて明暗を感じるが色は識別できず、網膜の周辺部に多く分布する。
正解:a. 腱は筋肉と骨をつなぎ、筋の収縮力を骨に伝える
腱は筋肉と骨をつなぎ、筋の収縮力を骨に伝える組織。骨と骨をつないで関節を安定させるのは靱帯である。腱自体は収縮しない。
正解:a. 骨格筋のふるえや代謝の亢進
産熱は、代謝の亢進や骨格筋のふるえ(シバリング)によって熱を生み出すこと。発汗・皮膚血管の拡張・不感蒸泄・放射・伝導・対流はいずれも放熱の仕組みである。
正解:a. 体温調節に主に関与するのはエクリン腺で、全身に分布する
エクリン腺は全身に分布し、温熱性発汗により体温調節に主に関与する。アポクリン腺は腋窩などに限局し、体臭に関係する。精神的緊張による発汗(精神性発汗)は手のひらや足の裏、腋窩でみられる。
正解:a. 深部体温は環境温の影響を受けにくく、ほぼ一定に保たれる
深部体温(核心温)は環境温の影響を受けにくく、恒常性によりほぼ一定に保たれる。一方、皮膚温は環境温の影響を強く受けて変動し、皮膚血管の収縮・拡張により放熱量が調節される。
正解:a. 疲労を感じても運動を継続すること
疲労を感じているのに運動を継続すると疲労が蓄積し、回復が遅れるだけでなく障害のリスクも高まる。十分な睡眠、積極的休養、栄養と水分の補給が回復を促す。
正解:a. 遮光や防音により睡眠環境を整え、まとまった睡眠時間を確保する
夜勤明けの日中の睡眠は、明るさや騒音により質が低下しやすい。遮光カーテンや耳栓で環境を整え、まとまった睡眠時間を確保することが疲労回復に重要となる。
正解:a. のどの渇きを感じる前から、こまめに水分と塩分を補給する
のどの渇きを自覚した時点ですでに脱水が始まっているため、渇きを感じる前からこまめに補給する。大量発汗時は水分だけでなく塩分も補給しないと、血中の塩分濃度が下がり熱けいれんを起こす。
正解:a. AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTP — 肝機能
AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTPは肝機能、尿素窒素(BUN)・クレアチニンは腎機能、ヘモグロビン・赤血球数は貧血の有無、血糖・HbA1cは糖代謝を評価する指標である。
正解:a. LDLコレステロール・HDLコレステロール・中性脂肪(トリグリセライド)
血中脂質の検査項目はLDLコレステロール・HDLコレステロール・中性脂肪(トリグリセライド)で、定期健康診断の法定項目に含まれる。動脈硬化のリスク評価に用いられる。
正解:a. 尿中の糖および蛋白の有無
定期健康診断における尿検査は、尿中の糖および蛋白の有無の検査。尿糖は糖代謝の異常、尿蛋白は腎臓・尿路系の異常を示唆する。尿検査は医師の判断でも省略できない項目である。
正解:a. 糖尿病・高血圧・脂質異常症などのリスクを高め、動脈硬化の進行を促す
肥満、特に内臓脂肪の蓄積は、糖尿病・高血圧・脂質異常症のリスクを高め、動脈硬化を促進する。膝や腰などの関節への負担、睡眠時無呼吸症候群のリスクも増加する。
正解:a. 継続的な有酸素運動により心肺機能が高まり、安静時心拍数が低下することがある
継続的な有酸素運動により心臓の1回拍出量が増え、心肺機能が向上する。その結果、同じ血液量を送るのに必要な拍動数が減り、安静時心拍数が低下することがある(スポーツ心臓)。
正解:a. 気道の線毛運動を障害し、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺がんのリスクを高める
喫煙は気道の線毛運動を障害して異物の排出能力を低下させ、慢性の炎症を起こす。慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺がんの主要な原因であり、受動喫煙でも同様のリスクが生じる。
正解:a. 水晶体の弾力性が低下し、近くのものが見えにくくなる
加齢により水晶体の弾力性が低下して調節力が弱まり、近くのものが見えにくくなる(老視)。あわせて暗順応に要する時間が長くなり、必要な照度も高くなる傾向がある。
正解:a. 高音域から聴力が低下する傾向がある
加齢性難聴では高音域から聴力が低下する傾向がある。騒音性難聴も4,000Hz付近の高音域から始まるが、原因が異なる。職場では、聞き取りやすい話し方や視覚的な情報提供の工夫が有効。
正解:a. 中腰など不自然な姿勢を長時間続けると、腰部への負担が大きくなる
中腰やひねりを伴う不自然な姿勢は、腰部の椎間板への圧力を高めて腰痛の原因となる。立位・座位のいずれも長時間の同一姿勢は負担となるため、姿勢を変えられる工夫が必要である。
正解:a. 近距離を注視し続けることで毛様体筋の緊張が続き、まばたきも減少するため
近距離を注視し続けると、水晶体の厚さを調節する毛様体筋の緊張が持続して疲労する。あわせて画面注視によりまばたきの回数が減り、涙液が蒸発してドライアイを生じやすくなる。
正解:a. 交感神経の緊張により血圧が上昇したり、睡眠が妨げられたりする
騒音は聴覚への影響のほか、自律神経系を介して交感神経の緊張をもたらし、血圧の上昇・心拍数の増加・消化機能の低下・睡眠障害などを引き起こすことがある。
正解:a. 末梢の血管が収縮して手指の動きが鈍り、作業能率が低下することがある
寒冷環境では末梢の血管が収縮して手指の血流が減り、感覚や巧緻性が低下して作業能率が落ちる。長時間では凍瘡・凍傷・低体温症のリスクもあるため、保温と休憩の確保が重要となる。
正解:a. 体重が食事量に比例して即座に変動すること
体重の即時変動は恒常性の例ではない。恒常性(ホメオスタシス)は、体温・血糖値・体液量や浸透圧などの内部環境を、自律神経系と内分泌系の働きにより一定に保つ仕組みをいう。
正解:a. 酸素や栄養素を組織へ届け、二酸化炭素や老廃物を運び去ること
血液循環の中心的な意義は、酸素と栄養素を全身の組織へ届け、代謝で生じた二酸化炭素や老廃物を肺や腎臓へ運び去ることにある。あわせてホルモンの運搬、体温の調節、生体防御も担う。
正解:a. 健康診断の検査項目の意味を理解し、結果を職場の改善につなげること
労働生理の知識は、健康診断の検査項目が何を評価しているかを理解し、有所見の傾向から職場の問題(長時間労働、温熱環境、作業姿勢など)を推測して改善につなげるために役立つ。
正解:a. 骨折
骨折は外力による外傷であり、自律神経のバランスとは関係しない。自律神経のバランスが崩れると、動悸・息切れ・血圧の変動・不眠・胃腸の不調・発汗異常などの症状が現れることがある。
正解:a. 就寝直前まで明るい画面を見続ける
就寝直前の明るい画面はメラトニンの分泌を抑制し、入眠を妨げる。カフェインを控える、起床後に日光を浴びて体内時計をリセットする、就寝・起床時刻を一定にすることは睡眠の質の向上に有効。
正解:a. 骨格による姿勢の保持
骨格による姿勢の保持は支持・運動の機能であり、防御機構ではない。皮膚・粘膜の物理的バリア、線毛運動、白血球の貪食、抗体による中和などが生体防御の仕組みである。
正解:a. 臓器・器官ごとに「どこにあり、何をしているか」をセットで整理する
労働生理は、臓器・器官ごとに「どこにあり、何をしているか」をセットで整理し、図やイメージと結びつけると定着しやすい。ホルモンなら「分泌する腺と作用」、感覚器なら「部位と担う感覚」の対応が問われる。
実施団体:公益財団法人 安全衛生技術試験協会。受験資格・試験日程・受験料など変動する情報は、必ず公式サイトでご確認ください。