第二種衛生管理者労働生理」一問一答(全200問)

第二種衛生管理者の「労働生理」分野の練習問題です。「答えと解説を見る」を開くと正解と解説を確認できます。資格試験ドリルの編集・運営衛生管理者ドリル編集部が作成。4択の演習モードで解きたい方は第二種衛生管理者のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-02

1心臓が規則正しく拍動するリズムを作り出しているのはどれか。

  1. a大動脈弁
  2. b洞結節(洞房結節)
  3. c冠動脈
  4. d横隔膜
答えと解説を見る

正解:b. 洞結節(洞房結節)

心臓は、右心房にある洞結節(洞房結節)が発する電気刺激によって規則的に収縮する。この拍動リズムは自律神経の支配を受け、交感神経で促進、副交感神経(迷走神経)で抑制される。

この問題のページ:心臓が規則正しく拍動するリズムを作り出しているの

3血管を流れる血液に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a肺動脈には、酸素の少ない静脈血が流れている
  2. b肺静脈には、酸素の少ない静脈血が流れている
  3. c大動脈には、酸素の少ない静脈血が流れている
  4. d動脈血は二酸化炭素を多く含んでいる
答えと解説を見る

正解:a. 肺動脈には、酸素の少ない静脈血が流れている

肺動脈は右心室から肺へ向かう血管で、酸素の少ない静脈血が流れる。肺で酸素を受け取った動脈血は肺静脈を通って左心房へ戻る。名称(動脈・静脈)と血液の種類は必ずしも一致しない点に注意。

この問題のページ:血管を流れる血液に関する次の記述のうち

4心筋に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a平滑筋であり、随意筋である
  2. b横紋筋であるが、不随意筋である
  3. c横紋筋であり、随意筋である
  4. d平滑筋であり、不随意筋である
答えと解説を見る

正解:b. 横紋筋であるが、不随意筋である

心筋は横紋筋でありながら意思では動かせない不随意筋という特徴をもつ。骨格筋は横紋筋かつ随意筋、内臓や血管の筋(平滑筋)は不随意筋である。

この問題のページ:心筋に関する次の記述のうち

5血圧に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a心臓が収縮したときの血圧を最低血圧という
  2. b血圧は動脈の血管壁にかかる圧力とは無関係である
  3. c心臓が収縮したときの血圧を最高血圧(収縮期血圧)という
  4. d高血圧が続いても血管には影響しない
答えと解説を見る

正解:c. 心臓が収縮したときの血圧を最高血圧(収縮期血圧)という

心臓が収縮して血液を送り出したときの血圧を最高血圧(収縮期血圧)、心臓が拡張したときの血圧を最低血圧(拡張期血圧)という。高血圧が続くと血管壁が損傷し、動脈硬化などの原因となる。

この問題のページ:血圧に関する次の記述のうち

6毛細血管の主な役割として、正しいものはどれか。

  1. a血液を心臓へ送り返すポンプの役割
  2. b血液の凝固
  3. c血液の貯蔵
  4. d組織との間で酸素・二酸化炭素や栄養素・老廃物の交換を行う
答えと解説を見る

正解:d. 組織との間で酸素・二酸化炭素や栄養素・老廃物の交換を行う

毛細血管は動脈と静脈をつなぐ極めて細い血管で、その薄い壁を通して組織との間で酸素・二酸化炭素、栄養素・老廃物の交換(内呼吸・物質交換)を行う。

この問題のページ:毛細血管の主な役割として

7肺胞で酸素を取り込み、二酸化炭素を排出するガス交換を何というか。

  1. a内呼吸(組織呼吸)
  2. b外呼吸(肺呼吸)
  3. c嫌気呼吸
  4. d無気呼吸
答えと解説を見る

正解:b. 外呼吸(肺呼吸)

肺胞と血液との間で行われるガス交換を外呼吸(肺呼吸)、血液と組織細胞との間で行われるガス交換を内呼吸(組織呼吸)という。

この問題のページ:肺胞で酸素を取り込み、二酸化炭素を排出するガス交換を何とい…

8呼吸運動に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a肺自体の筋肉の収縮によって行われる
  2. b横隔膜や肋間筋などの呼吸筋の働きによって行われる
  3. c心臓の拍動によって受動的に行われる
  4. d胸腔内の圧力とは関係がない
答えと解説を見る

正解:b. 横隔膜や肋間筋などの呼吸筋の働きによって行われる

肺自体には運動能力がなく、呼吸運動は横隔膜や肋間筋などの呼吸筋の収縮・弛緩によって行われる。胸郭内容積が増して内圧が低くなると、鼻腔・気道を経て肺内に空気が流れ込む。

この問題のページ:呼吸運動に関する次の記述のうち

10成人の安静時の呼吸数として、一般的な目安はどれか。

  1. a1分間に4〜6回
  2. b1分間に16〜20回
  3. c1分間に40〜50回
  4. d1分間に80〜100回
答えと解説を見る

正解:b. 1分間に16〜20回

成人の安静時の呼吸数は1分間に16〜20回程度。運動、精神的興奮、体温の上昇などによって増加する。食事や入浴によっても変化する。

この問題のページ:成人の安静時の呼吸数として、一般的な目安

11身体活動が激しくなったときの呼吸の変化として、正しいものはどれか。

  1. a呼吸数のみが増加し、1回換気量は変わらない
  2. b1回換気量のみが増加し、呼吸数は変わらない
  3. c呼吸数も1回換気量も増加する
  4. d呼吸数も1回換気量も減少する
答えと解説を見る

正解:c. 呼吸数も1回換気量も増加する

身体活動が激しくなると、体内で発生した二酸化炭素を排出するため、呼吸数と1回換気量がともに増加する。その結果、肺で交換されるガスの量(換気量)が増える。

この問題のページ:身体活動が激しくなったときの呼吸の変化として

12血液の成分とその主な働きの組合せとして、正しいものはどれか。

  1. a白血球 — 酸素の運搬
  2. b血小板 — 酸素の運搬
  3. c赤血球 — 血液の凝固
  4. d赤血球 — 酸素の運搬
答えと解説を見る

正解:d. 赤血球 — 酸素の運搬

赤血球はヘモグロビンにより酸素を運搬する。白血球は生体防御(免疫)、血小板は止血(血液凝固)を担う。それぞれの役割の対応を押さえる。

この問題のページ:血液の成分とその主な働きの組合せとして

13血液の全容積に占める赤血球の容積の割合を示す値はどれか。

  1. aヘマトクリット値
  2. bヘモグロビン量
  3. c血糖値
  4. d血清総たんぱく
答えと解説を見る

正解:a. ヘマトクリット値

ヘマトクリット値は、血液の全容積に対する赤血球の容積の割合(%)。貧血になると低下する。基準値は男性でおおむね45%前後、女性で40%前後と男女差がある。

この問題のページ:血液の全容積に占める赤血球の容積の割合を示す値

14赤血球に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a寿命は約3〜4日である
  2. b骨髄で作られ、寿命は約120日である
  3. c数に男女差はない
  4. d肝臓で作られる
答えと解説を見る

正解:b. 骨髄で作られ、寿命は約120日である

赤血球は骨髄で作られ、寿命は約120日。血球のなかで最も多く、数には男女差があり男性のほうが多い(男性約500万/μL、女性約450万/μL程度)。白血球の寿命は3〜4日程度で、数に男女差はない。

この問題のページ:赤血球に関する次の記述のうち

15白血球に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a好中球は体内に侵入した細菌などを貪食する
  2. bリンパ球は酸素の運搬を担う
  3. c白血球は核をもたない
  4. d白血球の数は女性のほうが著しく多い
答えと解説を見る

正解:a. 好中球は体内に侵入した細菌などを貪食する

好中球は白血球の約60%を占め、体内に侵入した細菌などを貪食する。リンパ球は約30%を占め、免疫反応を担う。白血球は核をもち、数に明らかな男女差はない。

この問題のページ:白血球に関する次の記述のうち

16リンパ球に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. aB細胞は細胞性免疫、T細胞は抗体を産生する
  2. bT細胞は細胞性免疫、B細胞は抗体を産生する
  3. cT細胞もB細胞も抗体を産生する
  4. dリンパ球は免疫に関与しない
答えと解説を見る

正解:b. T細胞は細胞性免疫、B細胞は抗体を産生する

T細胞(Tリンパ球)は細菌や異物を認識して直接攻撃する細胞性免疫を、B細胞(Bリンパ球)は抗体を産生する体液性免疫を担う。抗体の正体は血漿中のγ-グロブリン(免疫グロブリン)。

この問題のページ:リンパ球に関する次の記述のうち

17血液の凝固に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. aアルブミンがフィブリンに変化して固まる
  2. b赤血球が互いに結合して固まる
  3. c血漿中のフィブリノーゲンがフィブリンに変化して固まる
  4. d血液は体外に出ても凝固しない
答えと解説を見る

正解:c. 血漿中のフィブリノーゲンがフィブリンに変化して固まる

血液の凝固は、血漿中の水溶性のフィブリノーゲンが不溶性のフィブリンに変化し、血球を絡めて血餅を作る現象。血漿からフィブリノーゲンを除いた(凝固後に分離する)液体成分を血清という。

この問題のページ:血液の凝固に関する次の記述のうち

18血漿中のたんぱく質のうち、血液の浸透圧の維持に関与するものはどれか。

  1. aアルブミン
  2. bフィブリノーゲン
  3. cヘモグロビン
  4. dヘマトクリット
答えと解説を見る

正解:a. アルブミン

アルブミンは血漿中に最も多く含まれるたんぱく質で、血液の浸透圧を維持し、さまざまな物質を運搬する。グロブリンは免疫、フィブリノーゲンは凝固に関与する。

この問題のページ:血漿中のたんぱく質のうち、血液の浸透圧の維持に関与するもの

19ABO式血液型に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. aA型の血清中には抗A抗体がある
  2. bA型の血清中には抗B抗体がある
  3. cO型の血清中には抗体がない
  4. dAB型の血清中には抗A抗体と抗B抗体の両方がある
答えと解説を見る

正解:b. A型の血清中には抗B抗体がある

A型の赤血球はA抗原をもち、血清中には抗B抗体がある。B型は抗A抗体、O型は抗A抗体と抗B抗体の両方をもち、AB型は血清中に抗A抗体・抗B抗体のいずれももたない。

この問題のページ:ABO式血液型に関する次の記述のうち

20血小板に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a赤血球より大きく、核をもつ
  2. b酸素の運搬を担う
  3. c核をもたない小さな細胞成分で、止血作用をもつ
  4. d免疫の中心的役割を果たす
答えと解説を見る

正解:c. 核をもたない小さな細胞成分で、止血作用をもつ

血小板は直径2〜3μm程度の核をもたない小さな細胞成分で、血管が損傷した部位に集まって止血作用を発揮する。数が著しく減少すると出血しやすくなる。

この問題のページ:血小板に関する次の記述のうち

21三大栄養素とその消化・分解後の産物の組合せとして、正しいものはどれか。

  1. aたんぱく質 — 脂肪酸
  2. b脂質 — アミノ酸
  3. c糖質 — グリセリン
  4. d糖質 — ブドウ糖
答えと解説を見る

正解:d. 糖質 — ブドウ糖

糖質はブドウ糖などに、たんぱく質はアミノ酸に、脂質は脂肪酸とグリセリン(モノグリセリド)に分解されて吸収される。糖質—ブドウ糖の組合せが正しい。

この問題のページ:三大栄養素とその消化・分解後の産物の組合せとして

22消化酵素とその作用する栄養素の組合せとして、誤っているものはどれか。

  1. aアミラーゼ — 糖質
  2. bペプシン — たんぱく質
  3. cリパーゼ — たんぱく質
  4. dトリプシン — たんぱく質
答えと解説を見る

正解:c. リパーゼ — たんぱく質

リパーゼは膵液に含まれ、脂質(脂肪)を分解する酵素。アミラーゼは唾液・膵液に含まれ糖質を、ペプシン(胃液)とトリプシン(膵液)はたんぱく質を分解する。

この問題のページ:消化酵素とその作用する栄養素の組合せとして

23胆汁に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a肝臓で生成され、消化酵素は含まないが脂肪を乳化する
  2. b胆嚢で生成され、たんぱく質を分解する
  3. c強い酸性で、糖質を分解する
  4. d膵臓で生成され、脂肪を分解する酵素を含む
答えと解説を見る

正解:a. 肝臓で生成され、消化酵素は含まないが脂肪を乳化する

胆汁は肝臓で生成され胆嚢で濃縮・貯蔵されるアルカリ性の消化液。消化酵素は含まないが、脂肪を乳化して分解を助ける。

この問題のページ:胆汁に関する次の記述のうち

24肝臓の働きとして、誤っているものはどれか。

  1. aグリコーゲンを合成・貯蔵する
  2. b尿を生成して排出する
  3. c胆汁を生成する
  4. dアルコールや有害物質を分解(解毒)する
答えと解説を見る

正解:b. 尿を生成して排出する

尿の生成は腎臓の働きで、肝臓の働きではない。肝臓はグリコーゲンの合成・貯蔵、胆汁の生成、解毒、血漿たんぱく(アルブミン等)の合成、アンモニアから尿素への変換などを担う多機能な臓器である。

この問題のページ:肝臓の働きとして

25小腸で吸収された栄養素の運ばれ方に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. aすべての栄養素がリンパ管に入る
  2. bすべての栄養素が毛細血管に入る
  3. cブドウ糖とアミノ酸は毛細血管に、脂肪酸とグリセリンはリンパ管に入る
  4. dブドウ糖はリンパ管に、脂肪酸は毛細血管に入る
答えと解説を見る

正解:c. ブドウ糖とアミノ酸は毛細血管に、脂肪酸とグリセリンはリンパ管に入る

小腸の絨毛から吸収されたブドウ糖とアミノ酸は毛細血管に入り、門脈を経て肝臓へ運ばれる。脂肪酸とグリセリンは小腸で脂肪に再合成され、リンパ管に入る。

この問題のページ:小腸で吸収された栄養素の運ばれ方に関する次の記述のうち

26代謝に関する次の記述のうち、「同化」の説明として正しいものはどれか。

  1. a摂取した栄養素からエネルギーを取り出し、生体に必要な物質を分解すること
  2. b体内に摂取された栄養素が、エネルギーを用いて生体に必要な物質に合成されること
  3. c細胞が老廃物を排出すること
  4. d体温を一定に保つこと
答えと解説を見る

正解:b. 体内に摂取された栄養素が、エネルギーを用いて生体に必要な物質に合成されること

同化は、摂取した栄養素からエネルギーを用いて生体に必要な物質を合成する過程。異化は、体内に貯蔵された物質を分解してエネルギーを得る過程。同化と異化を合わせて代謝という。

この問題のページ:代謝に関する次の記述のうち、「同化」の説明

27基礎代謝量に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a睡眠中に測定した最小のエネルギー代謝量である
  2. b激しい運動中に消費されるエネルギー量である
  3. c覚醒・横臥・安静時の生命維持に必要な最小限のエネルギー代謝量である
  4. d同性・同年齢であれば体格に関係なく一定である
答えと解説を見る

正解:c. 覚醒・横臥・安静時の生命維持に必要な最小限のエネルギー代謝量である

基礎代謝量は、覚醒・横臥・安静時に生命維持のために必要な最小限のエネルギー代謝量。同性・同年齢ではおおむね体表面積に比例する。成人男性で1日約1,500kcal、女性で約1,150kcal程度が目安。

この問題のページ:基礎代謝量に関する次の記述のうち

28エネルギー代謝率(RMR)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a作業に要したエネルギー量を基礎代謝量で割った値で、動的筋作業の強度を表す
  2. b精神的作業の強度を正確に表すことができる
  3. c作業時の総消費エネルギー量そのものを表す
  4. d性別や年齢による個人差が大きく、比較には使えない
答えと解説を見る

正解:a. 作業に要したエネルギー量を基礎代謝量で割った値で、動的筋作業の強度を表す

エネルギー代謝率(RMR)は、作業に要したエネルギー量(作業時消費量-安静時消費量)を基礎代謝量で割った値。動的筋作業の強度をよく表すが、精神的作業や静的筋作業の強度指標としては適さない。個人差が少なく比較に適する。

この問題のページ:エネルギー代謝率(RMR)に関する次の記述のうち

29腎臓の働きに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. aつくられた原尿は、そのまま尿として排出される
  2. b腎小体で血液がろ過されて原尿がつくられる
  3. c腎臓は胆汁を生成する器官である
  4. d健康な人の尿は強いアルカリ性である
答えと解説を見る

正解:b. 腎小体で血液がろ過されて原尿がつくられる

腎臓のネフロン(腎小体+尿細管)で血液がろ過されて原尿ができ、尿細管で水分・糖・電解質の大部分が再吸収されて尿となる。健康な尿は通常、弱酸性である。

この問題のページ:腎臓の働きに関する次の記述のうち

30腎臓の糸球体でろ過されず、原尿中にほとんど出てこないものはどれか。

  1. aブドウ糖
  2. bナトリウム
  3. cたんぱく質と血球
  4. d水分
答えと解説を見る

正解:c. たんぱく質と血球

糸球体では血球とたんぱく質以外の血漿成分がろ過されて原尿となる。ブドウ糖や電解質はいったんろ過されるが、その後尿細管でほぼ全部が再吸収される。

この問題のページ:腎臓の糸球体でろ過されず、原尿中にほとんど出てこないもの

31尿検査で尿中に蛋白が検出された場合に疑われるものとして、最も適切なものはどれか。

  1. a腎臓・尿路系の異常
  2. b肝臓の異常のみ
  3. c肺の異常
  4. d聴力の低下
答えと解説を見る

正解:a. 腎臓・尿路系の異常

尿蛋白は腎臓や尿路系の異常を示唆し、慢性腎炎やネフローゼ症候群などで持続的に認められる。尿糖は糖尿病や腎性糖尿を疑う所見。血液中の尿素窒素(BUN)は腎機能が低下すると増加する。

この問題のページ:尿検査で尿中に蛋白が検出された場合に疑われるものとして

32健康な成人の尿に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a1日の尿量は約5Lである
  2. b尿の約50%が水分である
  3. c1日の尿量は約1〜1.5Lで、その約95%が水分である
  4. d尿は無色透明で比重は水と同じである
答えと解説を見る

正解:c. 1日の尿量は約1〜1.5Lで、その約95%が水分である

健康な成人の1日の尿量は約1〜1.5Lで、その約95%が水分、残り約5%が固形物。淡黄色で弱酸性、比重は1.010〜1.025程度である。

この問題のページ:健康な成人の尿に関する次の記述のうち

33神経系の基本的な単位である神経細胞(ニューロン)の構成として、正しいものはどれか。

  1. a細胞体・樹状突起・軸索からなる
  2. b細胞体のみからなる
  3. c核をもたない
  4. d赤血球と同様に骨髄で作られ、常に新生される
答えと解説を見る

正解:a. 細胞体・樹状突起・軸索からなる

ニューロン(神経細胞)は、細胞体と、そこから伸びる樹状突起および軸索(神経線維)からなる。刺激は樹状突起で受け取られ、軸索を通って次の細胞へ伝えられる。

この問題のページ:神経系の基本的な単位である神経細胞(ニューロン)の構成として

34大脳に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a表面の皮質は白質で、神経線維が集まっている
  2. b表面の皮質は灰白質で、神経細胞体が集まっている
  3. c内側の髄質に神経細胞体が集まっている
  4. d大脳は呼吸中枢をもつ
答えと解説を見る

正解:b. 表面の皮質は灰白質で、神経細胞体が集まっている

大脳の表面(皮質)は灰白質で神経細胞体が集まり、感覚・思考・意思・記憶などの高次機能を担う。内側の髄質は白質で神経線維が集まる。なお脊髄は逆で、内側が灰白質・外側が白質。呼吸中枢は延髄にある。

この問題のページ:大脳に関する次の記述のうち

35交感神経の働きとして正しいものはどれか。

  1. a心拍数を減少させる
  2. b消化管の運動を促進する
  3. c気管支を収縮させる
  4. d心拍数を増加させる
答えと解説を見る

正解:d. 心拍数を増加させる

交感神経は身体を活動・緊張状態に導き、心拍数の増加・血圧上昇・消化管運動の抑制・気管支の拡張などをもたらす。副交感神経はこれと反対に、安静・休息の方向に働く。

この問題のページ:交感神経の働き

36自律神経系に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a多くの内臓器官は、交感神経と副交感神経の両方の支配を受けている
  2. b自律神経は意思によって自由に調節できる
  3. c交感神経と副交感神経は同じ方向に働く
  4. d自律神経の中枢は大脳皮質にある
答えと解説を見る

正解:a. 多くの内臓器官は、交感神経と副交感神経の両方の支配を受けている

多くの内臓器官は交感神経と副交感神経の二重支配を受け、両者は互いに拮抗的に働く。自律神経は意思とは無関係に働き、その中枢は間脳の視床下部にある。

この問題のページ:自律神経系に関する次の記述のうち

37小脳の主な働きとして、正しいものはどれか。

  1. a呼吸や循環の調節
  2. b身体の平衡や運動の調節
  3. c記憶や思考などの高次機能
  4. dホルモンの分泌
答えと解説を見る

正解:b. 身体の平衡や運動の調節

小脳は身体の平衡感覚や運動・姿勢の調節を担う。呼吸・循環などの生命維持に関わる中枢は延髄にあり、記憶や思考は大脳皮質が担う。

この問題のページ:小脳の主な働きとして

38ホルモンとその働きの組合せとして、誤っているものはどれか。

  1. aインスリン — 血糖値の低下
  2. bグルカゴン — 血糖値の上昇
  3. cコルチゾール — 血糖値の上昇
  4. dアドレナリン — 血糖値の低下
答えと解説を見る

正解:d. アドレナリン — 血糖値の低下

アドレナリン(副腎髄質)は血糖値を上昇させ、心拍数を増加させる。血糖値を下げるホルモンはインスリン(膵臓)だけで、グルカゴン(膵臓)・コルチゾール(副腎皮質)・アドレナリンはいずれも血糖値を上げる。

この問題のページ:ホルモンとその働きの組合せとして

39ホルモンとそれを分泌する器官の組合せとして、正しいものはどれか。

  1. aパラソルモン — 副甲状腺
  2. bインスリン — 副腎皮質
  3. cコルチゾール — 膵臓
  4. dメラトニン — 甲状腺
答えと解説を見る

正解:a. パラソルモン — 副甲状腺

パラソルモンは副甲状腺から分泌され、血中カルシウム濃度を調節する。インスリンとグルカゴンは膵臓、コルチゾールとアルドステロンは副腎皮質、アドレナリンは副腎髄質、メラトニンは松果体から分泌される。

この問題のページ:ホルモンとそれを分泌する器官の組合せとして

40体液中の塩類バランス(ナトリウムの再吸収など)の調節に関与するホルモンはどれか。

  1. aガストリン
  2. bアルドステロン
  3. cメラトニン
  4. dセクレチン
答えと解説を見る

正解:b. アルドステロン

アルドステロン(副腎皮質)は腎臓でのナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を促し、体液中の塩類バランスを調節する。ガストリンは胃酸分泌の促進、セクレチンは消化液分泌の促進、メラトニンは睡眠に関与する。

この問題のページ:体液中の塩類バランス(ナトリウムの再吸収など)の調節に関与…

41明るい場所から急に暗い場所に入ると、初めは見えにくいが徐々に見えるようになる現象を何というか。

  1. a明順応
  2. b近視
  3. c暗順応
  4. d老視
答えと解説を見る

正解:c. 暗順応

暗い場所で網膜の感度が高まり、徐々に見えるようになる現象を暗順応という(完了までに30分以上かかる)。逆に暗い所から明るい所へ出て慣れる明順応は40秒〜1、2分程度と短時間で完了する。

この問題のページ:明るい場所から急に暗い場所に入ると、初めは見えにくいが徐々…

42眼の網膜にある視細胞に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a錐状体は明るい所で働き色を感じ、杆状体は暗い所で働き明暗を感じる
  2. b錐状体は暗い所で働き、杆状体は色を感じる
  3. c錐状体も杆状体も色を感じる
  4. d視細胞は角膜にある
答えと解説を見る

正解:a. 錐状体は明るい所で働き色を感じ、杆状体は暗い所で働き明暗を感じる

網膜の錐状体は明るい所で働き色を感じ分ける細胞、杆状体は暗い所で働き明暗を感じる細胞。水晶体の厚さを毛様体筋が変えることでピントを調節する。

この問題のページ:眼の網膜にある視細胞に関する次の記述のうち

43近視に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a眼軸長が短く、平行光線が網膜の後方で像を結ぶ
  2. b眼軸長が長く、平行光線が網膜の前方で像を結ぶ
  3. c角膜が歪んでいるために像が正しく結ばれない
  4. d加齢により水晶体の弾力が低下して起こる
答えと解説を見る

正解:b. 眼軸長が長く、平行光線が網膜の前方で像を結ぶ

近視は眼軸長が長い(または屈折力が強い)ため、平行光線が網膜の前方で像を結ぶ状態。遠視は網膜の後方で結像し、乱視は角膜や水晶体の歪みによる。老視は加齢で水晶体の弾力が失われ調節力が低下したもの。

この問題のページ:近視に関する次の記述のうち

44耳の構造と働きに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a蝸牛は平衡感覚を、前庭・半規管は聴覚を担う
  2. b中耳に聴覚をつかさどる細胞がある
  3. c蝸牛は聴覚を、前庭・半規管は平衡感覚を担う
  4. d耳管は内耳と外耳をつないでいる
答えと解説を見る

正解:c. 蝸牛は聴覚を、前庭・半規管は平衡感覚を担う

内耳のうち蝸牛が聴覚を、前庭と半規管が平衡感覚を担う。前庭は体の傾き、半規管は回転運動を感知する。耳管は中耳(鼓室)と咽頭をつなぎ、鼓室内の気圧を外気圧と等しく保つ。

この問題のページ:耳の構造と働きに関する次の記述のうち

45皮膚感覚に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a痛覚点は他の感覚点に比べ皮膚に密に分布している
  2. b温覚点は冷覚点より多い
  3. c皮膚感覚には痛覚と触覚しかない
  4. d温度感覚は温覚のほうが冷覚より鋭敏である
答えと解説を見る

正解:a. 痛覚点は他の感覚点に比べ皮膚に密に分布している

皮膚感覚には触覚・痛覚・温覚・冷覚があり、なかでも痛覚点の分布密度が最も高い。温度感覚は冷覚点のほうが温覚点より多く、冷覚のほうが鋭敏に働く。

この問題のページ:皮膚感覚に関する次の記述のうち

46嗅覚と味覚に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. aいずれも物理的な刺激を受け取る物理感覚である
  2. bいずれも化学物質を刺激として受け取る化学感覚である
  3. c嗅覚は順応が非常に遅い
  4. d味覚は嗅覚と全く関係がない
答えと解説を見る

正解:b. いずれも化学物質を刺激として受け取る化学感覚である

嗅覚と味覚は、化学物質を刺激として受け取る化学感覚である。嗅覚は順応が早く、同じ臭気に対して短時間で慣れて感じにくくなる特徴がある。

この問題のページ:嗅覚と味覚に関する次の記述のうち

47暑熱環境で体温を下げようとするときの生体反応として、正しいものはどれか。

  1. aふるえと立毛が起こる
  2. b皮膚の血管が収縮する
  3. c代謝が亢進して熱産生が増える
  4. d発汗と皮膚血管の拡張が起こる
答えと解説を見る

正解:d. 発汗と皮膚血管の拡張が起こる

暑いときは、発汗による気化熱の放散と皮膚血管の拡張によって放熱を促し、体温を下げる。寒いときは、ふるえ(熱産生の増加)や皮膚血管の収縮によって熱を保とうとする。体温調節中枢は間脳の視床下部にある。

この問題のページ:暑熱環境で体温を下げようとするときの生体反応として

48発汗によらない、皮膚や呼気から水分が失われる現象を何というか。

  1. a不感蒸泄
  2. b温熱性発汗
  3. c精神性発汗
  4. d対流
答えと解説を見る

正解:a. 不感蒸泄

発汗を伴わずに皮膚および呼気から水分が失われる現象を不感蒸泄といい、1日あたり約850mLとされる。発汗には、体温調節のための温熱性発汗と、緊張などによる精神性発汗がある。

この問題のページ:発汗によらない、皮膚や呼気から水分が失われる現象を何というか

49筋肉の収縮に関する次の記述のうち、「等尺性収縮」に該当するものはどれか。

  1. a荷物を持ち上げるときの上腕の筋肉の収縮
  2. b歩行時の脚の筋肉の収縮
  3. c鉄棒にぶら下がった状態を保つときの筋肉の収縮
  4. d屈伸運動をするときの筋肉の収縮
答えと解説を見る

正解:c. 鉄棒にぶら下がった状態を保つときの筋肉の収縮

等尺性収縮は、筋の長さを変えずに張力を発生させる収縮で、姿勢の保持や鉄棒にぶら下がった状態がこれにあたる。荷物を持ち上げる・歩行する・屈伸するなど、筋の長さが変わる収縮は等張性収縮という。

この問題のページ:筋肉の収縮に関する次の記述のうち、「等尺性収縮」に該当する…

50睡眠に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a睡眠中は交感神経が優位になる
  2. b睡眠中は副交感神経が優位になり、心拍数や血圧は低下する
  3. c睡眠中は体温が上昇する
  4. d入眠後の深い眠りでは成長ホルモンの分泌が止まる
答えと解説を見る

正解:b. 睡眠中は副交感神経が優位になり、心拍数や血圧は低下する

睡眠中は副交感神経が優位となり、心拍数・血圧・体温が低下する。入眠直後の深いノンレム睡眠のときに成長ホルモンが多く分泌され、疲労回復や組織の修復に関わる。レム睡眠は身体を休める眠りで、眼球が速く動く。

この問題のページ:睡眠に関する次の記述のうち

51心拍出量の説明として、正しいものはどれか。

  1. a1分間に心臓から送り出される血液量のことである
  2. b1回の拍動で心臓に戻る血液量のことである
  3. c全身の血液の総量のことである
  4. d1時間に心臓を通過する血液量のことである
答えと解説を見る

正解:a. 1分間に心臓から送り出される血液量のことである

心拍出量は1分間に心臓(左心室)から送り出される血液量で、1回拍出量×心拍数で求める。安静時の成人でおおむね5L/分程度とされ、運動時には増加する。

この問題のページ:心拍出量の説明として

52動脈硬化に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a血管壁が薄くなり、弾力性が増した状態である
  2. b血管壁が肥厚・硬化して弾力性を失った状態で、脳血管障害や虚血性心疾患の原因となる
  3. c静脈にのみ起こる変化である
  4. d血圧とは無関係に進行する
答えと解説を見る

正解:b. 血管壁が肥厚・硬化して弾力性を失った状態で、脳血管障害や虚血性心疾患の原因となる

動脈硬化は、血管壁にコレステロール等が沈着して肥厚・硬化し、弾力性を失った状態。進行すると血管の内腔が狭くなり、脳血管障害や虚血性心疾患を引き起こす。高血圧・脂質異常症・喫煙・糖尿病が危険因子。

この問題のページ:動脈硬化に関する次の記述のうち

53リンパ系に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. aリンパ液は動脈内を流れる
  2. bリンパ管には弁がなく、逆流する
  3. c組織液の一部がリンパ管に入ってリンパ液となり、最終的に静脈に合流する
  4. dリンパ系は免疫とは無関係である
答えと解説を見る

正解:c. 組織液の一部がリンパ管に入ってリンパ液となり、最終的に静脈に合流する

毛細血管から漏れ出た組織液の一部はリンパ管に入ってリンパ液となり、リンパ節を経て最終的に静脈に合流する。リンパ節ではリンパ球が働き、免疫機能の一端を担う。

この問題のページ:リンパ系に関する次の記述のうち

54肺活量の説明として、正しいものはどれか。

  1. a安静時に1回の呼吸で出入りする空気の量
  2. bできるだけ息を吸い込んだ後、できるだけ吐き出したときの空気の量
  3. c肺の中に常に残っている空気の量
  4. d1分間に肺を出入りする空気の総量
答えと解説を見る

正解:b. できるだけ息を吸い込んだ後、できるだけ吐き出したときの空気の量

肺活量は、最大限に息を吸い込んだ後、最大限に吐き出したときの空気の量。安静時に1回の呼吸で出入りする量は1回換気量、吐ききっても肺に残る量は残気量という。

この問題のページ:肺活量の説明として

55呼吸中枢を刺激して呼吸を促進する主な要因はどれか。

  1. a血液中の酸素分圧の上昇
  2. b血液中の二酸化炭素分圧の上昇
  3. c血液中の窒素分圧の上昇
  4. d血液のpHの上昇
答えと解説を見る

正解:b. 血液中の二酸化炭素分圧の上昇

血液中の二酸化炭素分圧が上昇すると延髄の呼吸中枢が刺激され、呼吸は深く速くなる。酸素の不足よりも二酸化炭素の増加のほうが強い刺激となる点が頻出。

この問題のページ:呼吸中枢を刺激して呼吸を促進する主な要因

56血液の成分の割合として、おおよそ正しいものはどれか。

  1. a血漿が約55%、有形成分(血球)が約45%
  2. b血漿が約20%、有形成分が約80%
  3. c血漿が約90%、有形成分が約10%
  4. d血漿と有形成分が半々で、いずれも50%
答えと解説を見る

正解:a. 血漿が約55%、有形成分(血球)が約45%

血液は液体成分の血漿が約55%、有形成分(赤血球・白血球・血小板)が約45%を占める。血漿の約90%は水分で、そのほかアルブミン・グロブリン・フィブリノーゲンなどのたんぱく質が含まれる。

この問題のページ:血液の成分の割合として、おおよそ正しいもの

57血清と血漿の違いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a血清は血漿に赤血球を加えたものである
  2. b血清は血漿からフィブリノーゲン(凝固因子)を除いたものである
  3. c血清と血漿は同じものである
  4. d血漿は血清から水分を除いたものである
答えと解説を見る

正解:b. 血清は血漿からフィブリノーゲン(凝固因子)を除いたものである

血液が凝固するとフィブリノーゲンがフィブリンに変化して血餅を作り、残った液体成分が血清となる。つまり血清は血漿からフィブリノーゲン等の凝固因子を除いたものである。

この問題のページ:血清と血漿の違いに関する次の記述のうち

58単球に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a白血球の中で最も大きく、組織中でマクロファージとなって異物を貪食する
  2. b赤血球より小さく、酸素を運搬する
  3. c抗体を産生する
  4. d血液の凝固を担う
答えと解説を見る

正解:a. 白血球の中で最も大きく、組織中でマクロファージとなって異物を貪食する

単球は白血球の中で最も大きい細胞で、血管外に出て組織中でマクロファージとなり、細菌や異物を貪食する。抗体産生はBリンパ球、凝固は血小板とフィブリノーゲンが担う。

この問題のページ:単球に関する次の記述のうち

59胃における消化に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a胃液は強いアルカリ性で、脂肪を分解する
  2. b胃液に含まれるペプシンが、たんぱく質を分解する
  3. c胃で栄養素の大部分が吸収される
  4. d胃液には消化酵素は含まれない
答えと解説を見る

正解:b. 胃液に含まれるペプシンが、たんぱく質を分解する

胃液は塩酸を含む強い酸性で、ペプシン(ペプシノーゲンが塩酸により活性化されたもの)がたんぱく質を分解する。栄養素の大部分の吸収は小腸で行われる。

この問題のページ:胃における消化に関する次の記述のうち

60大腸の主な働きとして、正しいものはどれか。

  1. aたんぱく質を分解する
  2. b胆汁を生成する
  3. c水分を吸収し、糞便を形成する
  4. d栄養素の大部分を吸収する
答えと解説を見る

正解:c. 水分を吸収し、糞便を形成する

大腸は主に水分と電解質を吸収し、残りかすから糞便を形成する。栄養素の大部分の消化・吸収は小腸で行われ、胆汁の生成は肝臓が担う。

この問題のページ:大腸の主な働きとして

61膵液に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a三大栄養素すべてに対する消化酵素を含む
  2. bたんぱく質を分解する酵素のみを含む
  3. c消化酵素を含まない
  4. d強い酸性である
答えと解説を見る

正解:a. 三大栄養素すべてに対する消化酵素を含む

膵液はアルカリ性で、糖質を分解するアミラーゼ、たんぱく質を分解するトリプシン、脂質を分解するリパーゼを含み、三大栄養素すべてに作用する。胃酸を中和する働きも持つ。

この問題のページ:膵液に関する次の記述のうち

62肝臓におけるアンモニアの処理に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. aアンモニアをそのまま尿として排出する
  2. bアンモニアをブドウ糖に変換する
  3. cアンモニアを毒性の低い尿素に変換する
  4. dアンモニアは肝臓では処理されない
答えと解説を見る

正解:c. アンモニアを毒性の低い尿素に変換する

たんぱく質(アミノ酸)の分解で生じた有害なアンモニアは、肝臓で毒性の低い尿素に変換され、腎臓から尿として排出される。肝機能が低下するとアンモニアが蓄積し、意識障害を起こすことがある。

この問題のページ:肝臓におけるアンモニアの処理に関する次の記述のうち

63代謝における「異化」の説明として、正しいものはどれか。

  1. a体内に取り込まれた栄養素から、エネルギーを用いて生体の構成成分を合成すること
  2. b体内に蓄えられた物質を分解し、エネルギーを取り出すこと
  3. c体温を一定に保つこと
  4. d老廃物を体外に排出すること
答えと解説を見る

正解:b. 体内に蓄えられた物質を分解し、エネルギーを取り出すこと

異化は、グリコーゲンや脂肪などの体内に蓄えられた物質を分解してエネルギー(ATP)を取り出す過程。逆に、エネルギーを用いて生体成分を合成する過程を同化という。

この問題のページ:代謝における「異化」の説明として

64基礎代謝量の測定条件として、正しいものはどれか。

  1. a睡眠中・座位で測定する
  2. b覚醒・横臥・安静時に測定する
  3. c軽い運動をしながら測定する
  4. d食事直後に測定する
答えと解説を見る

正解:b. 覚醒・横臥・安静時に測定する

基礎代謝量は、覚醒(目が覚めている)・横臥(横になっている)・安静時に、生命維持のために必要な最小限のエネルギー代謝量として測定する。睡眠中ではない点に注意。

この問題のページ:基礎代謝量の測定条件として

65腎臓の尿細管における再吸収について、正しいものはどれか。

  1. a原尿中のブドウ糖は、健康な人ではほぼ全部が再吸収される
  2. b原尿中のブドウ糖は再吸収されず、そのまま尿中に排出される
  3. c水分は再吸収されない
  4. d尿細管では老廃物のみが再吸収される
答えと解説を見る

正解:a. 原尿中のブドウ糖は、健康な人ではほぼ全部が再吸収される

健康な人では、原尿中のブドウ糖は尿細管でほぼ全部が血液中に再吸収されるため、尿糖は検出されない。水分と電解質も大部分が再吸収され、老廃物は濃縮されて尿となる。

この問題のページ:腎臓の尿細管における再吸収

66腎機能が低下したときに血液中で増加する物質として、正しいものはどれか。

  1. aアルブミン
  2. bヘモグロビン
  3. c尿素窒素(BUN)
  4. dブドウ糖
答えと解説を見る

正解:c. 尿素窒素(BUN)

腎機能が低下すると老廃物を排出できなくなり、血液中の尿素窒素(BUN)やクレアチニンが増加する。これらは腎機能を評価する代表的な検査値である。

この問題のページ:腎機能が低下したときに血液中で増加する物質として

67脊髄の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a大脳と同じく、外側が灰白質、内側が白質である
  2. b内側が灰白質、外側が白質で、大脳とは逆の配置である
  3. cすべて白質からなる
  4. dすべて灰白質からなる
答えと解説を見る

正解:b. 内側が灰白質、外側が白質で、大脳とは逆の配置である

脊髄は内側(中心部)が神経細胞体の集まる灰白質、外側が神経線維の集まる白質で、大脳(外側が灰白質、内側が白質)とは逆の配置になっている。

この問題のページ:脊髄の構造に関する次の記述のうち

68反射に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a刺激に対して大脳で判断してから起こる反応である
  2. b意識とは無関係に起こる、生体を守るための反応である
  3. c反射はすべて後天的に学習したものである
  4. d反射は大脳皮質を必ず経由する
答えと解説を見る

正解:b. 意識とは無関係に起こる、生体を守るための反応である

反射は、大脳で判断することなく意識とは無関係に起こる反応で、熱いものに触れて手を引っ込めるなど生体を守る働きをもつ。脊髄などが中枢となり、大脳皮質を経由しないため反応が速い。

この問題のページ:反射に関する次の記述のうち

69神経細胞(ニューロン)間で情報が伝えられる接合部を何というか。

  1. aシナプス
  2. bネフロン
  3. c肺胞
  4. d
答えと解説を見る

正解:a. シナプス

ニューロンとニューロンの接合部をシナプスといい、神経伝達物質を介して情報が伝えられる。ネフロンは腎臓の機能単位で、混同しやすい用語として頻出。

この問題のページ:神経細胞(ニューロン)間で情報が伝えられる接合部を何というか

70甲状腺から分泌され、全身の代謝を促進するホルモンはどれか。

  1. aインスリン
  2. bサイロキシン(甲状腺ホルモン)
  3. cパラソルモン
  4. dアルドステロン
答えと解説を見る

正解:b. サイロキシン(甲状腺ホルモン)

甲状腺から分泌されるサイロキシン(甲状腺ホルモン)は全身の代謝を促進する。分泌が過剰になると動悸・発汗・体重減少、不足すると倦怠感・むくみ・体重増加などが起こる。

この問題のページ:甲状腺から分泌され、全身の代謝を促進するホルモン

71ストレスを受けたときに副腎皮質から分泌が増加し、血糖値を上昇させるホルモンはどれか。

  1. aインスリン
  2. bメラトニン
  3. cコルチゾール
  4. dパラソルモン
答えと解説を見る

正解:c. コルチゾール

コルチゾールは副腎皮質から分泌される代表的なストレスホルモンで、血糖値を上昇させ、たんぱく質の代謝や抗炎症作用にも関与する。ストレス時にはアドレナリン(副腎髄質)の分泌も増加する。

この問題のページ:ストレスを受けたときに副腎皮質から分泌が増加し、血糖値を上…

72松果体から分泌され、睡眠と覚醒のリズムに関与するホルモンはどれか。

  1. aメラトニン
  2. bガストリン
  3. cグルカゴン
  4. dアドレナリン
答えと解説を見る

正解:a. メラトニン

メラトニンは松果体から分泌され、夜間に分泌が増えて睡眠を促す。体内時計(概日リズム)の調節に関与し、明るい光を浴びると分泌が抑制される。

この問題のページ:松果体から分泌され、睡眠と覚醒のリズムに関与するホルモン

73中耳にあり、鼓室の内圧を外気圧と等しく保つ働きをする器官はどれか。

  1. a蝸牛
  2. b半規管
  3. c前庭
  4. d耳管
答えと解説を見る

正解:d. 耳管

耳管は中耳(鼓室)と咽頭をつなぐ管で、鼓室内の圧力を外気圧と等しく保つ働きをする。蝸牛は聴覚、前庭は体の傾き、半規管は回転運動を感知する内耳の器官。

この問題のページ:中耳にあり、鼓室の内圧を外気圧と等しく保つ働きをする器官

74深部感覚の説明として、正しいものはどれか。

  1. a皮膚表面で温度を感じる感覚である
  2. b筋肉や腱にある受容器から、身体の位置や運動の状態を認識する感覚である
  3. cにおい物質を感じる感覚である
  4. d眼で光を感じる感覚である
答えと解説を見る

正解:b. 筋肉や腱にある受容器から、身体の位置や運動の状態を認識する感覚である

深部感覚は、筋肉や腱にある受容器から得られる情報によって、身体各部の位置や運動の状態、抵抗や重量を認識する感覚。目を閉じていても手足の位置がわかるのはこの感覚による。

この問題のページ:深部感覚の説明として

75体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保とうとする性質を何というか。

  1. a恒常性(ホメオスタシス)
  2. b順応
  3. c耐性
  4. d適応障害
答えと解説を見る

正解:a. 恒常性(ホメオスタシス)

外部環境の変化にかかわらず、体温・血糖値・体液の成分などの内部環境を一定に保とうとする性質を恒常性(ホメオスタシス)という。自律神経系と内分泌系によって維持されている。

この問題のページ:体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定…

76身体からの熱の放散のうち、発汗によるものの説明として正しいものはどれか。

  1. a汗が皮膚表面で蒸発するときに気化熱を奪うことで体温を下げる
  2. b汗が皮膚に付着しているだけで体温が下がる
  3. c汗の量と放熱量には関係がない
  4. d発汗は熱の産生を増やす反応である
答えと解説を見る

正解:a. 汗が皮膚表面で蒸発するときに気化熱を奪うことで体温を下げる

汗が皮膚表面で蒸発する際に気化熱(1gあたり約0.58kcal)を奪うことで体温が下がる。汗が流れ落ちるだけでは放熱の効果は小さい。湿度が高いと蒸発しにくく、放熱の効率が落ちる。

この問題のページ:身体からの熱の放散のうち、発汗によるものの説明

77筋収縮の直接のエネルギー源となる物質はどれか。

  1. aグリコーゲン
  2. bATP(アデノシン三リン酸)
  3. c乳酸
  4. dたんぱく質
答えと解説を見る

正解:b. ATP(アデノシン三リン酸)

筋収縮の直接のエネルギー源はATP(アデノシン三リン酸)。ATPはグリコーゲンなどの分解によって供給され、酸素の供給が不十分な状態では乳酸が生成されて筋疲労の一因となる。

この問題のページ:筋収縮の直接のエネルギー源となる物質

78筋力に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a筋の長さに比例する
  2. b筋の断面積に比例する
  3. c筋の重量のみで決まる
  4. d性別によってのみ決まる
答えと解説を見る

正解:b. 筋の断面積に比例する

筋が発揮する力は、筋の太さ(横断面積)に比例する。単位断面積あたりの筋力には男女差がほとんどないとされ、体格や筋量の差が全体の筋力差につながる。

この問題のページ:筋力に関する次の記述のうち

79レム睡眠に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a脳が休息している深い眠りで、成長ホルモンが多く分泌される
  2. b眼球が速く動く浅い眠りで、身体を休める眠りとされる
  3. c睡眠の全過程を通じて一度しか現れない
  4. dレム睡眠中は骨格筋の緊張が高まる
答えと解説を見る

正解:b. 眼球が速く動く浅い眠りで、身体を休める眠りとされる

レム睡眠は眼球が速く動く(Rapid Eye Movement)浅い眠りで、脳は活動しているが骨格筋は弛緩しており、身体を休める眠りとされる。一方ノンレム睡眠は脳を休める深い眠りで、成長ホルモンが多く分泌される。

この問題のページ:レム睡眠に関する次の記述のうち

80概日リズム(サーカディアンリズム)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. aヒトの体内時計の周期はちょうど24時間である
  2. bヒトの体内時計の周期は約25時間で、日光などにより毎日修正される
  3. c体内時計は存在しない
  4. d夜勤や交替制勤務は概日リズムに影響しない
答えと解説を見る

正解:b. ヒトの体内時計の周期は約25時間で、日光などにより毎日修正される

ヒトの体内時計の周期は約25時間とされ、日光を浴びるなどして毎日24時間の周期に修正されている。夜勤や交替制勤務ではこのリズムが乱れ、睡眠障害や疲労の蓄積につながりやすい。

この問題のページ:概日リズム(サーカディアンリズム)に関する次の記述のうち

81心臓の弁の働きとして、正しいものはどれか。

  1. a血液が逆流するのを防いでいる
  2. b血液を送り出すポンプの役割を担う
  3. c血液を浄化する
  4. d酸素と二酸化炭素を交換する
答えと解説を見る

正解:a. 血液が逆流するのを防いでいる

心臓の弁(僧帽弁・三尖弁・大動脈弁・肺動脈弁)は、血液が逆流するのを防ぎ、一方向に流れるようにしている。ポンプの役割は心筋の収縮が担う。

この問題のページ:心臓の弁の働きとして

82脈拍に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a心臓の収縮による動脈の拍動を、体表近くの動脈で触知したものである
  2. b静脈で触知するものである
  3. c脈拍数と心拍数は常に大きく異なる
  4. d脈拍は毛細血管で測定する
答えと解説を見る

正解:a. 心臓の収縮による動脈の拍動を、体表近くの動脈で触知したものである

脈拍は、心臓の収縮により生じた動脈の拍動を、手首の橈骨動脈など体表近くを走る動脈で触知したもの。通常は心拍数とほぼ一致する。静脈や毛細血管では拍動を触知できない。

この問題のページ:脈拍に関する次の記述のうち

83肺胞におけるガス交換の仕組みとして、正しいものはどれか。

  1. a酸素と二酸化炭素が、それぞれの分圧の差によって拡散することで行われる
  2. b肺胞が能動的に酸素を取り込むポンプ作用による
  3. c赤血球が肺胞まで移動して交換する
  4. d気圧の変化のみで交換される
答えと解説を見る

正解:a. 酸素と二酸化炭素が、それぞれの分圧の差によって拡散することで行われる

肺胞と毛細血管の間のガス交換は、酸素と二酸化炭素それぞれの分圧の差に従って、濃度の高いほうから低いほうへ拡散することで行われる。エネルギーを使う能動的な輸送ではない。

この問題のページ:肺胞におけるガス交換の仕組みとして

84呼吸において「死腔」と呼ばれるものの説明として、正しいものはどれか。

  1. a鼻腔・気管・気管支などガス交換に関与しない部分の空間
  2. b肺胞のうち機能していない部分
  3. c吐き出しきれずに肺に残る空気の量
  4. d胸腔内の空間
答えと解説を見る

正解:a. 鼻腔・気管・気管支などガス交換に関与しない部分の空間

死腔は、鼻腔・咽頭・気管・気管支などガス交換に関与しない気道部分の空間をいう。浅く速い呼吸では死腔の影響が大きくなり、ガス交換の効率が下がる。

この問題のページ:呼吸において「死腔」と呼ばれるものの説明として

85ヘモグロビンに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a酸素分圧の高い肺で酸素と結合し、酸素分圧の低い組織で酸素を放す
  2. b酸素分圧の低い組織で酸素と結合する
  3. c白血球に含まれる色素である
  4. d二酸化炭素とは一切結合しない
答えと解説を見る

正解:a. 酸素分圧の高い肺で酸素と結合し、酸素分圧の低い組織で酸素を放す

ヘモグロビンは赤血球に含まれる赤色の色素たんぱく質で、酸素分圧の高い肺で酸素と結合し、酸素分圧の低い組織で酸素を放す性質をもつ。一酸化炭素とは酸素より強く結合してしまう。

この問題のページ:ヘモグロビンに関する次の記述のうち

86血液の凝集反応に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a血液型の異なる血液を混ぜたときに、赤血球が互いに集まって塊をつくる反応である
  2. b血液が固まって血餅をつくる反応のことである
  3. c白血球が異物を貪食する反応のことである
  4. d血小板が傷口に集まる反応のことである
答えと解説を見る

正解:a. 血液型の異なる血液を混ぜたときに、赤血球が互いに集まって塊をつくる反応である

凝集反応は、赤血球の抗原(凝集原)と血清中の抗体(凝集素)が反応して赤血球が塊をつくる現象。フィブリンによって血液が固まる「凝固」とは別の現象なので区別して覚える。

この問題のページ:血液の凝集反応に関する次の記述のうち

87白血球の種類のうち、最も多くを占めるものはどれか。

  1. a好中球
  2. bリンパ球
  3. c単球
  4. d好塩基球
答えと解説を見る

正解:a. 好中球

白血球のうち好中球が最も多く約60%を占め、細菌などを貪食する。次いでリンパ球が約30%を占め免疫を担う。単球・好酸球・好塩基球は少数である。

この問題のページ:白血球の種類のうち、最も多くを占めるもの

88抗体の本体である免疫グロブリンが含まれる血漿たんぱく質はどれか。

  1. aアルブミン
  2. bグロブリン
  3. cフィブリノーゲン
  4. dヘモグロビン
答えと解説を見る

正解:b. グロブリン

抗体の本体は免疫グロブリンで、血漿たんぱく質のうちグロブリン(γ-グロブリン)に分類される。アルブミンは浸透圧の維持と物質の運搬、フィブリノーゲンは血液凝固に関与する。

この問題のページ:抗体の本体である免疫グロブリンが含まれる血漿たんぱく質

89唾液に含まれ、でんぷんを分解する消化酵素はどれか。

  1. aアミラーゼ
  2. bペプシン
  3. cトリプシン
  4. dリパーゼ
答えと解説を見る

正解:a. アミラーゼ

唾液に含まれるアミラーゼ(プチアリン)はでんぷん(糖質)を分解する。ペプシンは胃液、トリプシンとリパーゼは膵液に含まれる消化酵素。

この問題のページ:唾液に含まれ、でんぷんを分解する消化酵素

90小腸の内壁にある絨毛の役割として、正しいものはどれか。

  1. a表面積を大きくして栄養素の吸収効率を高める
  2. b食物を機械的に粉砕する
  3. c消化酵素を分泌するだけの器官である
  4. d水分の吸収を妨げる
答えと解説を見る

正解:a. 表面積を大きくして栄養素の吸収効率を高める

小腸の内壁には輪状のひだと無数の絨毛があり、表面積を大きくすることで栄養素の吸収効率を高めている。絨毛の内部には毛細血管とリンパ管が通り、吸収した栄養素を運ぶ。

この問題のページ:小腸の内壁にある絨毛の役割として

92肝臓の働きのうち、コレステロールに関するものとして正しいものはどれか。

  1. aコレステロールを合成する
  2. bコレステロールを分解して尿として排出する
  3. cコレステロールとは関わらない
  4. dコレステロールを酸素に変える
答えと解説を見る

正解:a. コレステロールを合成する

肝臓はコレステロールを合成するほか、胆汁酸の生成、脂肪酸の分解、血漿たんぱく(アルブミン)の合成、グリコーゲンの貯蔵、解毒、アンモニアの尿素への変換など多彩な働きを担う。

この問題のページ:肝臓の働きのうち、コレステロールに関するもの

93エネルギー代謝率(RMR)が指標として適さない作業はどれか。

  1. a重量物を運搬する作業
  2. b階段を昇降する作業
  3. c座って行う精神的作業
  4. d土を掘る作業
答えと解説を見る

正解:c. 座って行う精神的作業

エネルギー代謝率は動的筋作業の強度をよく表すが、座って行う精神的作業や、姿勢を保持する静的筋作業の強度指標としては適さない。これらの作業ではエネルギー消費量があまり増えないためである。

この問題のページ:エネルギー代謝率(RMR)が指標として適さない作業

94腎臓の機能単位であるネフロンの構成として、正しいものはどれか。

  1. a腎小体(糸球体とボウマン嚢)と尿細管
  2. b腎盂と尿管
  3. c糸球体と膀胱
  4. d尿細管と尿道
答えと解説を見る

正解:a. 腎小体(糸球体とボウマン嚢)と尿細管

ネフロン(腎単位)は、腎小体(糸球体+ボウマン嚢)と尿細管から構成され、1つの腎臓におよそ100万個あるとされる。糸球体でろ過し、尿細管で再吸収するのが尿生成の基本の流れ。

この問題のページ:腎臓の機能単位であるネフロンの構成として

95末梢神経系の分類として、正しいものはどれか。

  1. a体性神経(感覚神経・運動神経)と自律神経(交感神経・副交感神経)に分けられる
  2. b中枢神経と脊髄に分けられる
  3. c大脳と小脳に分けられる
  4. d灰白質と白質に分けられる
答えと解説を見る

正解:a. 体性神経(感覚神経・運動神経)と自律神経(交感神経・副交感神経)に分けられる

神経系は中枢神経系(脳・脊髄)と末梢神経系に大別され、末梢神経系はさらに体性神経(感覚神経・運動神経)と自律神経(交感神経・副交感神経)に分けられる。

この問題のページ:末梢神経系の分類として

96副交感神経が優位なときに起こる身体の変化として、正しいものはどれか。

  1. a消化管の運動が促進される
  2. b心拍数が増加する
  3. c気管支が拡張する
  4. d瞳孔が散大する
答えと解説を見る

正解:a. 消化管の運動が促進される

副交感神経は休息・回復の方向に働き、消化管の運動と消化液の分泌を促進し、心拍数を減少させ、気管支を収縮させ、瞳孔を縮小させる。交感神経はこれと反対の作用を示す。

この問題のページ:副交感神経が優位なときに起こる身体の変化として

97血糖値を下げる働きをもつ唯一のホルモンはどれか。

  1. aインスリン
  2. bグルカゴン
  3. cアドレナリン
  4. dコルチゾール
答えと解説を見る

正解:a. インスリン

血糖値を下げるホルモンは膵臓のランゲルハンス島から分泌されるインスリンのみ。グルカゴン・アドレナリン・コルチゾール・甲状腺ホルモンなどはいずれも血糖値を上げる方向に働く。

この問題のページ:血糖値を下げる働きをもつ唯一のホルモン

98加齢により水晶体の弾力性が低下し、近くのものが見えにくくなる状態を何というか。

  1. a老視(老眼)
  2. b近視
  3. c乱視
  4. d白内障
答えと解説を見る

正解:a. 老視(老眼)

老視(老眼)は、加齢により水晶体の弾力性が低下して調節力が弱まり、近くのものにピントを合わせにくくなる状態。白内障は水晶体が濁る疾患で、別のもの。

この問題のページ:加齢により水晶体の弾力性が低下し、近くのものが見えにくくな…

99味覚に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a舌の味蕾で感じる化学感覚で、嗅覚と密接に関連している
  2. b物理的な刺激を感じる感覚である
  3. c嗅覚とはまったく無関係である
  4. d順応が起こることはない
答えと解説を見る

正解:a. 舌の味蕾で感じる化学感覚で、嗅覚と密接に関連している

味覚は舌の味蕾で化学物質を感じる化学感覚で、嗅覚と密接に関連している(鼻がつまると味を感じにくくなるのはこのため)。嗅覚・味覚とも順応が起こりやすい。

この問題のページ:味覚に関する次の記述のうち

101身体からの熱の放散の方法に含まれないものはどれか。

  1. a放射(輻射)
  2. b伝導
  3. c対流
  4. d同化
答えと解説を見る

正解:d. 同化

熱の放散は、放射(輻射)・伝導・対流・蒸発(発汗と不感蒸泄)によって行われる。同化は栄養素から生体成分を合成する代謝の過程で、熱の放散方法ではない。

この問題のページ:身体からの熱の放散の方法に含まれないもの

102寒冷な環境において体温を保つために起こる生体反応として、正しいものはどれか。

  1. a骨格筋がふるえて熱産生を増やし、皮膚の血管が収縮して放熱を抑える
  2. b発汗が増加する
  3. c皮膚の血管が拡張する
  4. d代謝が低下して熱産生が減る
答えと解説を見る

正解:a. 骨格筋がふるえて熱産生を増やし、皮膚の血管が収縮して放熱を抑える

寒冷環境では、骨格筋のふるえによって熱産生を増やし、皮膚の血管を収縮させて体表からの放熱を抑える。立毛(鳥肌)も放熱を抑える反応の一つ。暑熱環境ではこれと逆の反応が起こる。

この問題のページ:寒冷な環境において体温を保つために起こる生体反応として

103不感蒸泄の1日あたりのおおよその量として、正しいものはどれか。

  1. a約850mL
  2. b約100mL
  3. c約3,000mL
  4. d約50mL
答えと解説を見る

正解:a. 約850mL

不感蒸泄は、発汗を伴わずに皮膚および呼気から失われる水分で、1日あたり約850mLとされる。安静時にも常に生じており、これによる放熱も体温調節に寄与している。

この問題のページ:不感蒸泄の1日あたりのおおよその量として

104横紋筋と平滑筋に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a骨格筋は横紋筋で随意筋、内臓や血管の壁の筋は平滑筋で不随意筋である
  2. b骨格筋は平滑筋である
  3. c内臓の筋はすべて随意筋である
  4. d心筋は平滑筋である
答えと解説を見る

正解:a. 骨格筋は横紋筋で随意筋、内臓や血管の壁の筋は平滑筋で不随意筋である

骨格筋は横紋筋かつ随意筋、内臓や血管壁の筋は平滑筋かつ不随意筋。心筋は横紋筋でありながら不随意筋という例外的な存在である。

この問題のページ:横紋筋と平滑筋に関する次の記述のうち

105筋肉の疲労に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a酸素の供給が不十分な状態で筋肉を使い続けると乳酸が蓄積し、筋疲労の一因となる
  2. b酸素が十分でも乳酸は必ず蓄積する
  3. c筋疲労は筋肉の断裂によってのみ起こる
  4. d乳酸は筋肉のエネルギー源として直ちに消費されるため蓄積しない
答えと解説を見る

正解:a. 酸素の供給が不十分な状態で筋肉を使い続けると乳酸が蓄積し、筋疲労の一因となる

酸素の供給が不十分な状態(無酸素的な代謝)ではグリコーゲンの分解により乳酸が生成され、蓄積して筋疲労の一因となる。酸素が十分に供給されていれば、より効率よくATPが産生される。

この問題のページ:筋肉の疲労に関する次の記述のうち

106筋肉が引き上げることのできる重さと、引き上げることのできる高さの関係として、正しいものはどれか。

  1. a重さは筋の断面積に比例し、高さは筋の長さに比例する
  2. b重さも高さも筋の長さに比例する
  3. c重さも高さも筋の断面積に比例する
  4. dいずれも筋の重量のみで決まる
答えと解説を見る

正解:a. 重さは筋の断面積に比例し、高さは筋の長さに比例する

筋肉が引き上げることのできる物の重さは筋の断面積に比例し、引き上げることのできる高さは筋の長さ(筋線維の長さ)に比例する。この2つの対応が頻出。

この問題のページ:筋肉が引き上げることのできる重さと、引き上げることのできる…

107産業疲労に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a疲労は、生体に対する負荷が過大なときに現れる、回復を促すための警告反応でもある
  2. b疲労は有害なだけで、生体にとって何の意味もない
  3. c産業疲労は身体的疲労のみを指す
  4. d疲労の回復には休息は関係しない
答えと解説を見る

正解:a. 疲労は、生体に対する負荷が過大なときに現れる、回復を促すための警告反応でもある

疲労は、生体への負荷が過大なときに作業能力の低下や不快感として現れ、休息を促す警告反応の意味をもつ。産業疲労には身体的疲労だけでなく精神的疲労も含まれ、休息・睡眠・栄養で回復を図る。

この問題のページ:産業疲労に関する次の記述のうち

108疲労の回復のための対策として、適切でないものはどれか。

  1. a積極的休養として、軽い運動やストレッチを取り入れる
  2. b十分な睡眠を確保する
  3. c作業を長時間続け、まとめて最後に休憩をとる
  4. d作業内容に応じて小休止をこまめに挟む
答えと解説を見る

正解:c. 作業を長時間続け、まとめて最後に休憩をとる

疲労は蓄積すると回復に時間がかかるため、長時間続けて最後にまとめて休むより、こまめに小休止を挟むほうが効果的。軽い運動などの積極的休養や十分な睡眠も回復に有効である。

この問題のページ:疲労の回復のための対策として、適切でないもの

109ストレスに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. aストレッサーに対して、自律神経系と内分泌系が反応して生体の恒常性を保とうとする
  2. bストレスは自律神経系だけが関与する
  3. cストレッサーは物理的要因に限られる
  4. dストレス状態では副腎皮質ホルモンの分泌が減少する
答えと解説を見る

正解:a. ストレッサーに対して、自律神経系と内分泌系が反応して生体の恒常性を保とうとする

ストレッサーを受けると、自律神経系(交感神経の亢進)と内分泌系(副腎皮質ホルモンや副腎髄質ホルモンの分泌増加)が働き、生体の恒常性を保とうとする。ストレッサーには物理的・化学的・心理的・社会的要因がある。

この問題のページ:ストレスに関する次の記述のうち

110睡眠と食事の関係について、適切なものはどれか。

  1. a就寝直前の過食は、消化活動により睡眠の質を低下させるため避ける
  2. b就寝直前に十分食べたほうがよく眠れる
  3. c空腹でも満腹でも睡眠には影響しない
  4. d夜勤明けの睡眠には食事は一切関係しない
答えと解説を見る

正解:a. 就寝直前の過食は、消化活動により睡眠の質を低下させるため避ける

就寝直前の過食は消化活動を活発にし、睡眠の質を低下させるため避けるべきとされる。逆に極端な空腹も入眠を妨げる。睡眠と食事は深く関連しており、規則的な生活リズムが重要となる。

この問題のページ:睡眠と食事の関係

111動脈と静脈の構造の違いとして、正しいものはどれか。

  1. a動脈は血管壁が厚く弾力性に富み、静脈は壁が薄く逆流を防ぐ弁がある
  2. b動脈には弁があり、静脈にはない
  3. c静脈のほうが血管壁が厚い
  4. d動脈と静脈の構造に違いはない
答えと解説を見る

正解:a. 動脈は血管壁が厚く弾力性に富み、静脈は壁が薄く逆流を防ぐ弁がある

動脈は心臓から送り出される高い圧力に耐えるため血管壁が厚く弾力性に富む。静脈は壁が薄く圧力が低いため、血液の逆流を防ぐ弁が備わっている。毛細血管は一層の内皮細胞からなり物質交換を行う。

この問題のページ:動脈と静脈の構造の違いとして

112心電図検査で分かることとして、正しいものはどれか。

  1. a心臓の電気的な活動を波形として記録し、不整脈や心筋の異常を調べる
  2. b血液中のコレステロール値を測定する
  3. c肺活量を測定する
  4. d血糖値を測定する
答えと解説を見る

正解:a. 心臓の電気的な活動を波形として記録し、不整脈や心筋の異常を調べる

心電図は心臓の拍動に伴う電気的な活動を体表から波形として記録するもので、不整脈や虚血性心疾患などの心筋の異常を調べる。定期健康診断の項目の一つでもある。

この問題のページ:心電図検査で分かることとして

113呼吸器の構造として、空気の通り道を正しい順に並べたものはどれか。

  1. a鼻腔・咽頭・喉頭 → 気管 → 気管支 → 肺胞
  2. b鼻腔 → 肺胞 → 気管支 → 気管
  3. c気管 → 鼻腔 → 肺胞 → 気管支
  4. d咽頭 → 肺胞 → 気管 → 気管支
答えと解説を見る

正解:a. 鼻腔・咽頭・喉頭 → 気管 → 気管支 → 肺胞

吸い込まれた空気は、鼻腔・咽頭・喉頭を経て気管に入り、左右の気管支に分かれて細気管支を通り、末端の肺胞に達する。肺胞でガス交換が行われる。

この問題のページ:呼吸器の構造として、空気の通り道を正しい順に並べたもの

114肺胞の特徴として、正しいものはどれか。

  1. aきわめて多数あり、全体として非常に大きな表面積をもつためガス交換に適している
  2. b数が少なく表面積は小さい
  3. c筋肉でできており自ら収縮する
  4. d血管とは接していない
答えと解説を見る

正解:a. きわめて多数あり、全体として非常に大きな表面積をもつためガス交換に適している

肺胞はきわめて多数あり、全体として非常に大きな表面積をもつため効率よくガス交換ができる。肺胞の壁は薄く、毛細血管が取り巻いており、分圧差により酸素と二酸化炭素が拡散する。

この問題のページ:肺胞の特徴として

115貧血に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a血液中のヘモグロビン濃度や赤血球数が基準値を下回った状態をいう
  2. b白血球数が減少した状態をいう
  3. c血小板が減少した状態をいう
  4. d血圧が低い状態をいう
答えと解説を見る

正解:a. 血液中のヘモグロビン濃度や赤血球数が基準値を下回った状態をいう

貧血は血液中のヘモグロビン濃度や赤血球数が基準値を下回った状態で、酸素の運搬能力が低下し、動悸・息切れ・倦怠感などを生じる。ヘマトクリット値も低下する。低血圧とは別の概念。

この問題のページ:貧血に関する次の記述のうち

116免疫の分類に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a生まれつき備わっている自然免疫と、感染や予防接種により後天的に獲得する獲得免疫がある
  2. b免疫はすべて生まれつき決まっている
  3. c免疫はすべて後天的に獲得される
  4. d免疫に分類はない
答えと解説を見る

正解:a. 生まれつき備わっている自然免疫と、感染や予防接種により後天的に獲得する獲得免疫がある

免疫には、好中球やマクロファージによる貪食など生まれつき備わる自然免疫と、抗原に対して特異的に働く獲得免疫(T細胞による細胞性免疫、B細胞による体液性免疫)がある。予防接種は獲得免疫を利用した仕組み。

この問題のページ:免疫の分類に関する次の記述のうち

117赤血球が作られる場所として、正しいものはどれか。

  1. a骨髄
  2. b肝臓
  3. c脾臓
  4. d腎臓
答えと解説を見る

正解:a. 骨髄

赤血球・白血球・血小板はいずれも骨髄の造血幹細胞から作られる。古くなった赤血球は主に脾臓で破壊される。腎臓は赤血球の産生を促すホルモン(エリスロポエチン)を分泌する。

この問題のページ:赤血球が作られる場所として

118血液の凝固に関与する成分の組合せとして、正しいものはどれか。

  1. a血小板とフィブリノーゲン
  2. b赤血球とアルブミン
  3. c白血球とグロブリン
  4. d血漿と赤血球のみ
答えと解説を見る

正解:a. 血小板とフィブリノーゲン

血液の凝固では、まず血小板が傷口に集まって一次的に止血し、続いて血漿中のフィブリノーゲンがフィブリンに変化して血球を絡め、血餅を作って確実に止血する。

この問題のページ:血液の凝固に関与する成分の組合せとして

119ビタミンに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a微量で生体の機能を調節する有機化合物で、体内でほとんど合成できないため食事から摂取する必要がある
  2. bエネルギー源として最も多く使われる栄養素である
  3. c体内で大量に合成されるため摂取は不要である
  4. dミネラルの一種である
答えと解説を見る

正解:a. 微量で生体の機能を調節する有機化合物で、体内でほとんど合成できないため食事から摂取する必要がある

ビタミンは微量で生体の機能を調節する有機化合物で、体内でほとんど合成できないため食事から摂取する必要がある。エネルギー源となるのは糖質・脂質・たんぱく質の三大栄養素。ミネラルは無機質で別のもの。

この問題のページ:ビタミンに関する次の記述のうち

120たんぱく質の役割として、正しいものはどれか。

  1. a筋肉・臓器・酵素・ホルモン・抗体などの材料となる
  2. b体内でエネルギーにならない
  3. c主に体温を下げる働きをする
  4. d消化されずにそのまま排出される
答えと解説を見る

正解:a. 筋肉・臓器・酵素・ホルモン・抗体などの材料となる

たんぱく質はアミノ酸に分解されて吸収され、筋肉・臓器などの構成成分、酵素・ホルモン・抗体の材料となる。エネルギー源としても利用される(1gあたり約4kcal)。

この問題のページ:たんぱく質の役割として

122血糖値の調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a血糖値が上がるとインスリンが分泌され、細胞へのブドウ糖の取り込みを促して血糖値を下げる
  2. b血糖値が上がるとグルカゴンが分泌される
  3. c血糖値は自律神経のみで調節される
  4. d血糖値は一定で変動しない
答えと解説を見る

正解:a. 血糖値が上がるとインスリンが分泌され、細胞へのブドウ糖の取り込みを促して血糖値を下げる

血糖値が上がると膵臓からインスリンが分泌され、細胞へのブドウ糖の取り込みとグリコーゲンの合成を促して血糖値を下げる。血糖値が下がるとグルカゴンやアドレナリン等が分泌され、血糖値を上げる。

この問題のページ:血糖値の調節に関する次の記述のうち

123脂質に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a1gあたりのエネルギー量が三大栄養素の中で最も大きい
  2. b1gあたりのエネルギー量が最も小さい
  3. cエネルギー源にはならない
  4. d水に溶けやすい
答えと解説を見る

正解:a. 1gあたりのエネルギー量が三大栄養素の中で最も大きい

脂質は1gあたり約9kcalで、糖質・たんぱく質(いずれも約4kcal)よりエネルギー量が大きい。細胞膜やホルモンの材料にもなるが、過剰摂取は肥満や脂質異常症の原因となる。

この問題のページ:脂質に関する次の記述のうち

124尿量を調節し、腎臓での水分の再吸収を促進するホルモンはどれか。

  1. aバソプレシン(抗利尿ホルモン)
  2. bインスリン
  3. cパラソルモン
  4. dガストリン
答えと解説を見る

正解:a. バソプレシン(抗利尿ホルモン)

バソプレシン(抗利尿ホルモン)は下垂体後葉から分泌され、腎臓の尿細管・集合管での水分の再吸収を促進して尿量を減らす。発汗などで体液量が減ると分泌が増える。

この問題のページ:尿量を調節し、腎臓での水分の再吸収を促進するホルモン

125下垂体から分泌されるホルモンとして、正しいものはどれか。

  1. a成長ホルモン
  2. bインスリン
  3. cアドレナリン
  4. dパラソルモン
答えと解説を見る

正解:a. 成長ホルモン

成長ホルモンは下垂体前葉から分泌され、身体の成長やたんぱく質の合成を促す。インスリンは膵臓、アドレナリンは副腎髄質、パラソルモンは副甲状腺から分泌される。

この問題のページ:下垂体から分泌されるホルモンとして

126副腎髄質から分泌され、心拍数の増加や血糖値の上昇をもたらすホルモンはどれか。

  1. aアドレナリン
  2. bコルチゾール
  3. cアルドステロン
  4. dメラトニン
答えと解説を見る

正解:a. アドレナリン

アドレナリンは副腎髄質から分泌され、心拍数の増加・血圧上昇・血糖値の上昇をもたらす。副腎皮質から分泌されるコルチゾール(血糖上昇・抗炎症)やアルドステロン(塩類調節)と区別する。

この問題のページ:副腎髄質から分泌され、心拍数の増加や血糖値の上昇をもたらす…

127体液中の電解質のうち、細胞外液に多く含まれるものはどれか。

  1. aナトリウム
  2. bカリウム
  3. cリン
  4. dマグネシウム
答えと解説を見る

正解:a. ナトリウム

ナトリウムは細胞外液に多く含まれ、体液量や浸透圧の維持に関与する。一方カリウムは細胞内液に多い。腎臓はアルドステロン等の働きにより、これらの電解質のバランスを調節している。

この問題のページ:体液中の電解質のうち、細胞外液に多く含まれるもの

128大脳皮質の機能局在に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a運動・感覚・言語・視覚などの機能が、それぞれ特定の領域に分かれて存在する
  2. b大脳皮質はすべて同じ機能をもつ
  3. c大脳皮質は呼吸中枢を含む
  4. d大脳皮質は神経線維のみからなる
答えと解説を見る

正解:a. 運動・感覚・言語・視覚などの機能が、それぞれ特定の領域に分かれて存在する

大脳皮質には運動野・感覚野・言語野・視覚野・聴覚野などの機能局在があり、領域ごとに役割が分かれている。呼吸や循環の中枢は延髄にあり、大脳皮質は神経細胞体が集まる灰白質からなる。

この問題のページ:大脳皮質の機能局在に関する次の記述のうち

129自律神経の中枢がある部位として、正しいものはどれか。

  1. a間脳の視床下部
  2. b大脳皮質
  3. c小脳
  4. d脊髄のみ
答えと解説を見る

正解:a. 間脳の視床下部

自律神経の中枢は間脳の視床下部にあり、体温調節中枢も同じ視床下部にある。自律神経は意思とは無関係に内臓や血管の働きを調節する。

この問題のページ:自律神経の中枢がある部位として

130感覚神経と運動神経に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a感覚神経は末梢から中枢へ、運動神経は中枢から末梢へ情報を伝える
  2. b感覚神経は中枢から末梢へ情報を伝える
  3. c運動神経は末梢から中枢へ情報を伝える
  4. dいずれも自律神経に分類される
答えと解説を見る

正解:a. 感覚神経は末梢から中枢へ、運動神経は中枢から末梢へ情報を伝える

感覚神経(求心性神経)は末梢の受容器から中枢へ情報を伝え、運動神経(遠心性神経)は中枢から末梢の筋肉へ指令を伝える。いずれも体性神経に分類され、自律神経とは区別される。

この問題のページ:感覚神経と運動神経に関する次の記述のうち

131視力検査で測定される「視力」の説明として、正しいものはどれか。

  1. a2つの点を2つとして識別できる能力(分解能)を表す
  2. b色を識別する能力を表す
  3. c暗い場所で見える能力を表す
  4. d視野の広さを表す
答えと解説を見る

正解:a. 2つの点を2つとして識別できる能力(分解能)を表す

視力は、接近した2つの点を2つとして識別できる能力(分解能)を表す。色を識別する能力は色覚、視野は見える範囲、暗い場所での見え方は暗順応に関わる別の機能である。

この問題のページ:視力検査で測定される「視力」の説明として

132音が伝わる経路として、正しい順に並べたものはどれか。

  1. a外耳道 → 鼓膜 → 耳小骨 → 蝸牛
  2. b鼓膜 → 外耳道 → 蝸牛 → 耳小骨
  3. c蝸牛 → 耳小骨 → 鼓膜 → 外耳道
  4. d外耳道 → 蝸牛 → 鼓膜 → 耳小骨
答えと解説を見る

正解:a. 外耳道 → 鼓膜 → 耳小骨 → 蝸牛

音は外耳道を通って鼓膜を振動させ、中耳の耳小骨で増幅されて内耳の蝸牛に伝わり、そこで電気信号に変換されて聴神経を通じて脳へ送られる。

この問題のページ:音が伝わる経路として、正しい順に並べたもの

133痛覚に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a皮膚感覚のうち最も密に分布し、生体を危険から守る警告の役割をもつ
  2. b皮膚感覚のうち最も分布が粗である
  3. c痛覚は順応しやすく、すぐに感じなくなる
  4. d痛覚は内臓には存在しない
答えと解説を見る

正解:a. 皮膚感覚のうち最も密に分布し、生体を危険から守る警告の役割をもつ

痛覚点は皮膚感覚の中で最も密に分布しており、生体を危険から守る警告としての役割をもつ。順応しにくいのも特徴。内臓にも痛覚は存在するが、皮膚に比べて局在がはっきりしない。

この問題のページ:痛覚に関する次の記述のうち

134健康な人の体温の日内変動に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a早朝に最も低く、夕方に最も高くなる傾向がある
  2. b早朝に最も高く、夕方に最も低くなる
  3. c一日を通じてまったく変動しない
  4. d食事の影響は受けない
答えと解説を見る

正解:a. 早朝に最も低く、夕方に最も高くなる傾向がある

健康な人の体温は概日リズムに従って変動し、早朝に最も低く、夕方(午後)に最も高くなる傾向がある。変動の幅はおおむね1℃以内で、食事や運動、女性では月経周期の影響も受ける。

この問題のページ:健康な人の体温の日内変動に関する次の記述のうち

135発熱のメカニズムに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a感染などにより体温調節中枢の設定温度が高く変更され、体温が上昇する
  2. b体温調節中枢が機能しなくなることのみで起こる
  3. c発熱時は必ず発汗が増加する
  4. d発熱は体温調節とは無関係である
答えと解説を見る

正解:a. 感染などにより体温調節中枢の設定温度が高く変更され、体温が上昇する

発熱は、感染などに伴って体温調節中枢の設定温度(セットポイント)が高く変更され、ふるえや血管収縮により体温が上昇する現象。設定温度に達するまでは寒気を感じる。熱射病のように中枢の機能が破綻する高体温とは異なる。

この問題のページ:発熱のメカニズムに関する次の記述のうち

136加齢に伴う身体機能の変化として、一般に正しいものはどれか。

  1. a視力(特に近方視)、聴力(特に高音域)、平衡感覚、筋力などが低下する傾向がある
  2. bすべての機能が同じ速度で低下する
  3. c加齢による変化に個人差はない
  4. d加齢により基礎代謝量は増加する
答えと解説を見る

正解:a. 視力(特に近方視)、聴力(特に高音域)、平衡感覚、筋力などが低下する傾向がある

加齢により、近方視の低下(老視)、高音域の聴力低下、平衡感覚や筋力の低下などが生じるが、低下の程度や速度には大きな個人差がある。基礎代謝量は一般に加齢とともに低下する。

この問題のページ:加齢に伴う身体機能の変化として、一般に正しいもの

137筋肉に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a適度に運動を続けると筋線維が太くなり、筋力が増す(筋肥大)
  2. b運動をしても筋線維の太さは変わらない
  3. c筋線維の数が増えることで筋力が増す
  4. d使わなくても筋力は維持される
答えと解説を見る

正解:a. 適度に運動を続けると筋線維が太くなり、筋力が増す(筋肥大)

適度な運動を続けると、筋線維の数ではなく一本一本が太くなること(筋肥大)によって筋力が増す。逆に使わないでいると萎縮して筋力が低下する(廃用性萎縮)。

この問題のページ:筋肉に関する次の記述のうち

138筋収縮の速度と仕事の効率に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a収縮する速さが適当なときに仕事の効率が最も大きくなる
  2. b収縮が速いほど効率がよい
  3. c収縮が遅いほど効率がよい
  4. d収縮速度と効率は無関係である
答えと解説を見る

正解:a. 収縮する速さが適当なときに仕事の効率が最も大きくなる

筋肉は、負荷が適当な大きさで、収縮する速さが適当なときに仕事の効率が最も大きくなる。極端に速い収縮や極端に重い負荷では効率が落ちる。

この問題のページ:筋収縮の速度と仕事の効率に関する次の記述のうち

139疲労の測定・評価に用いられる方法として、適切でないものはどれか。

  1. a本人の業務成績のみで判断する
  2. b自覚症状調査(質問紙)による評価
  3. cフリッカー検査など生理機能検査による評価
  4. d作業量や作業能率の変化の観察
答えと解説を見る

正解:a. 本人の業務成績のみで判断する

疲労の評価は、自覚症状調査、フリッカー検査などの生理機能検査、作業量・作業能率の変化の観察などを組み合わせて行う。業務成績だけでは疲労の実態を捉えられない。

この問題のページ:疲労の測定・評価に用いられる方法として、適切でないもの

140ストレッサーの分類として、心理的・社会的要因に該当するものはどれか。

  1. a職場の人間関係や仕事の量・質
  2. b騒音や高温
  3. c有害な化学物質
  4. d細菌やウイルス
答えと解説を見る

正解:a. 職場の人間関係や仕事の量・質

ストレッサーには、物理的要因(騒音・温度・照明)、化学的要因(有害物質)、生物学的要因(病原体)、心理的・社会的要因(人間関係、仕事の量と質、役割の曖昧さ)がある。職場のストレスは心理的・社会的要因が中心となる。

この問題のページ:ストレッサーの分類として、心理的・社会的要因に該当するもの

141強いストレス状態が続いた場合に生じうる身体の変化として、正しいものはどれか。

  1. a自律神経系や内分泌系のバランスが崩れ、高血圧や胃・十二指腸潰瘍などを生じることがある
  2. b身体的な影響はまったくない
  3. c免疫機能は必ず高まる
  4. d睡眠の質は必ず向上する
答えと解説を見る

正解:a. 自律神経系や内分泌系のバランスが崩れ、高血圧や胃・十二指腸潰瘍などを生じることがある

強いストレスが続くと自律神経系・内分泌系のバランスが崩れ、高血圧、胃・十二指腸潰瘍、不眠、免疫機能の低下などを生じることがある。心理面ではうつ状態や不安が現れることもある。

この問題のページ:強いストレス状態が続いた場合に生じうる身体の変化として

142睡眠不足が身体に及ぼす影響として、正しいものはどれか。

  1. a注意力や判断力が低下し、作業中の事故のリスクが高まる
  2. b作業能率はむしろ向上する
  3. c身体への影響はない
  4. d血圧は必ず低下する
答えと解説を見る

正解:a. 注意力や判断力が低下し、作業中の事故のリスクが高まる

睡眠不足は注意力・判断力・反応速度を低下させ、作業中の事故やヒューマンエラーのリスクを高める。慢性化すると生活習慣病のリスクも上昇する。夜勤・交替制勤務では特に配慮が必要となる。

この問題のページ:睡眠不足が身体に及ぼす影響として

143睡眠中に分泌が増え、身体の成長や組織の修復に関わるホルモンはどれか。

  1. a成長ホルモン
  2. bインスリン
  3. cアドレナリン
  4. dパラソルモン
答えと解説を見る

正解:a. 成長ホルモン

成長ホルモンは入眠直後の深いノンレム睡眠時に多く分泌され、身体の成長やたんぱく質の合成、組織の修復に関わる。十分な睡眠が疲労回復に重要とされる生理学的な根拠の一つ。

この問題のページ:睡眠中に分泌が増え、身体の成長や組織の修復に関わるホルモン

144恒常性(ホメオスタシス)を維持する仕組みとして、中心的な役割を果たすものの組合せはどれか。

  1. a自律神経系と内分泌系
  2. b骨格筋と腱
  3. c皮膚と毛髪
  4. dリンパ管と静脈弁
答えと解説を見る

正解:a. 自律神経系と内分泌系

体温・血糖値・体液の量や組成などの内部環境を一定に保つ恒常性は、自律神経系(神経性の速い調節)と内分泌系(ホルモンによる持続的な調節)によって維持されている。

この問題のページ:恒常性(ホメオスタシス)を維持する仕組みとして、中心的な役…

145運動時における身体の変化として、正しいものはどれか。

  1. a心拍数と呼吸数が増加し、骨格筋への血流が増える
  2. b心拍数は変わらず呼吸数のみが増える
  3. c骨格筋への血流は減少する
  4. d体温は低下する
答えと解説を見る

正解:a. 心拍数と呼吸数が増加し、骨格筋への血流が増える

運動時は交感神経が優位となり、心拍数・心拍出量・呼吸数が増加し、骨格筋への血流が増える。一方で消化管への血流は減少する。産熱が増えるため体温は上昇し、発汗により放熱が促される。

この問題のページ:運動時における身体の変化として

146内臓の働きに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. a膵臓は尿を生成する
  2. b肝臓は解毒を行う
  3. c腎臓は老廃物を排出する
  4. d胆嚢は胆汁を濃縮・貯蔵する
答えと解説を見る

正解:a. 膵臓は尿を生成する

膵臓は消化酵素を含む膵液を分泌し、インスリン・グルカゴンなどのホルモンも分泌するが、尿の生成は行わない。尿を生成するのは腎臓である。

この問題のページ:内臓の働きに関する次の記述のうち

147血液の主な働きとして、誤っているものはどれか。

  1. a骨格を支持する
  2. b酸素・栄養素・老廃物を運搬する
  3. c体温を調節する
  4. d生体を防御する(免疫)
答えと解説を見る

正解:a. 骨格を支持する

骨格の支持は骨の働きであり、血液の働きではない。血液は、運搬(酸素・二酸化炭素・栄養素・老廃物・ホルモン)、体温調節、生体防御(免疫)、止血、体液の恒常性の維持などの働きを担う。

この問題のページ:血液の主な働きとして

148細胞におけるエネルギーの産生に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a酸素を用いて栄養素を分解し、ATPを産生する。この過程で二酸化炭素と水が生じる
  2. b酸素を使わずにATPを産生する経路は存在しない
  3. cATPは細胞外でのみ産生される
  4. dエネルギー産生に酸素は不要である
答えと解説を見る

正解:a. 酸素を用いて栄養素を分解し、ATPを産生する。この過程で二酸化炭素と水が生じる

細胞では、酸素を用いて糖質・脂質などを分解し、効率よくATPを産生する(好気的代謝)。この過程で二酸化炭素と水が生じ、二酸化炭素は血液により肺へ運ばれて排出される。酸素が不足すると乳酸が生じる嫌気的な経路が働く。

この問題のページ:細胞におけるエネルギーの産生に関する次の記述のうち

149呼吸・循環・代謝の関係について、正しいものはどれか。

  1. a呼吸で取り込んだ酸素が血液により組織へ運ばれ、代謝によりエネルギーが産生される
  2. b呼吸と代謝は無関係である
  3. c血液は酸素を運ばない
  4. d代謝は酸素を消費しない
答えと解説を見る

正解:a. 呼吸で取り込んだ酸素が血液により組織へ運ばれ、代謝によりエネルギーが産生される

呼吸によって取り込まれた酸素は、血液(赤血球のヘモグロビン)により全身の組織へ運ばれ、細胞内の代謝でエネルギー(ATP)の産生に使われる。生じた二酸化炭素は血液により肺へ運ばれ排出される。

この問題のページ:呼吸・循環・代謝の関係

150作業と生理機能の関係について、正しいものはどれか。

  1. a作業強度が高いほど酸素消費量が増え、心拍数や呼吸数も増加する
  2. b作業強度と酸素消費量は無関係である
  3. c作業強度が高いほど心拍数は減少する
  4. d精神的作業では酸素消費量が最も大きくなる
答えと解説を見る

正解:a. 作業強度が高いほど酸素消費量が増え、心拍数や呼吸数も増加する

動的な筋作業では、作業強度が高いほど酸素消費量が増加し、それに応じて心拍数・呼吸数・心拍出量が増える。この関係を利用した作業強度の指標がエネルギー代謝率(RMR)であり、精神的作業には適さない。

この問題のページ:作業と生理機能の関係

151心臓の構造について、正しいものはどれか。

  1. a左右の心房と心室の4つの部屋からなり、それぞれの間に弁がある
  2. b2つの部屋からなる
  3. c心房は1つしかない
  4. d弁は存在しない
答えと解説を見る

正解:a. 左右の心房と心室の4つの部屋からなり、それぞれの間に弁がある

心臓は右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋からなり、心房と心室の間、心室と動脈の間に弁があって血液の逆流を防いでいる。左心室の壁は全身へ血液を送るため最も厚い。

この問題のページ:心臓の構造

152心臓自体に血液(酸素と栄養)を供給する血管はどれか。

  1. a冠動脈
  2. b肺動脈
  3. c大動脈弓
  4. d門脈
答えと解説を見る

正解:a. 冠動脈

心筋に酸素と栄養を供給するのは冠動脈(冠状動脈)。この冠動脈が動脈硬化などで狭窄・閉塞すると狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患を起こす。

この問題のページ:心臓自体に血液(酸素と栄養)を供給する血管

153血圧が上昇する要因として、適切でないものはどれか。

  1. a睡眠中で副交感神経が優位な状態
  2. b血管の弾力性の低下(動脈硬化)
  3. c循環血液量の増加
  4. d交感神経の緊張
答えと解説を見る

正解:a. 睡眠中で副交感神経が優位な状態

睡眠中は副交感神経が優位となり血圧は低下する。血圧は、心拍出量と末梢血管抵抗によって決まり、動脈硬化による血管の弾力性低下、循環血液量の増加、交感神経の緊張などにより上昇する。

この問題のページ:血圧が上昇する要因として、適切でないもの

154静脈の血液が心臓へ戻る仕組み(静脈還流)を助けるものとして、正しいものはどれか。

  1. a骨格筋の収縮によるポンプ作用と静脈弁の働き
  2. b動脈の拍動のみ
  3. c重力のみ
  4. dリンパ管の収縮
答えと解説を見る

正解:a. 骨格筋の収縮によるポンプ作用と静脈弁の働き

静脈内の圧力は低いため、骨格筋の収縮による筋ポンプ作用と静脈弁(逆流防止)、呼吸運動による胸腔内圧の変化が静脈還流を助けている。長時間の立位や座位で下肢がむくむのはこの作用が働きにくいため。

この問題のページ:静脈の血液が心臓へ戻る仕組み(静脈還流)を助けるものとして

155吸気時の胸郭と横隔膜の動きとして、正しいものはどれか。

  1. a横隔膜が下がり、肋間筋の働きで胸郭が広がって胸腔内容積が増える
  2. b横隔膜が上がり、胸腔内容積が減る
  3. c胸郭は動かず横隔膜のみが上がる
  4. d胸腔内容積は変化しない
答えと解説を見る

正解:a. 横隔膜が下がり、肋間筋の働きで胸郭が広がって胸腔内容積が増える

吸気時は横隔膜が収縮して下がり、外肋間筋の働きで胸郭が広がることで胸腔内容積が増え、内圧が下がって空気が流れ込む。呼気は主にこれらが弛緩して受動的に起こる。

この問題のページ:吸気時の胸郭と横隔膜の動きとして

156血液中で酸素が運搬される主な形として、正しいものはどれか。

  1. a赤血球中のヘモグロビンと結合した形
  2. b血漿に溶けた形が大部分である
  3. c白血球に取り込まれた形
  4. d血小板に結合した形
答えと解説を見る

正解:a. 赤血球中のヘモグロビンと結合した形

酸素の大部分は赤血球中のヘモグロビンと結合して運搬され、血漿に物理的に溶解して運ばれるのはごくわずか。一方、二酸化炭素は主に重炭酸イオンの形で血漿中を運ばれる。

この問題のページ:血液中で酸素が運搬される主な形として

157過換気(過呼吸)の状態で起こる身体の変化として、正しいものはどれか。

  1. a血液中の二酸化炭素が減少し、めまいや手足のしびれを生じることがある
  2. b血液中の二酸化炭素が増加する
  3. c酸素が不足して意識を失う
  4. d身体に変化は起こらない
答えと解説を見る

正解:a. 血液中の二酸化炭素が減少し、めまいや手足のしびれを生じることがある

過換気では必要以上に二酸化炭素が排出されて血液中の二酸化炭素分圧が低下し、血液がアルカリ性に傾いて、めまい・手足のしびれ・けいれんなどを生じることがある。ゆっくりした呼吸を促すことが対応の基本。

この問題のページ:過換気(過呼吸)の状態で起こる身体の変化として

158呼吸に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a浅く速い呼吸では死腔の影響が大きくなり、ガス交換の効率が低下する
  2. b浅く速い呼吸のほうが効率がよい
  3. c呼吸の深さは効率に影響しない
  4. d死腔ではガス交換が行われる
答えと解説を見る

正解:a. 浅く速い呼吸では死腔の影響が大きくなり、ガス交換の効率が低下する

1回換気量のうち、鼻腔・気管・気管支などの死腔にとどまる分はガス交換に関与しない。浅く速い呼吸では死腔の占める割合が大きくなり効率が低下するため、ゆっくり深い呼吸のほうが効率がよい。

この問題のページ:呼吸に関する次の記述のうち

160アレルギー反応のうち、抗原に接触してから短時間で症状が現れるものを何というか。

  1. a即時型アレルギー
  2. b遅延型アレルギー
  3. c自己免疫反応
  4. d免疫不全
答えと解説を見る

正解:a. 即時型アレルギー

即時型アレルギーは抗原との接触後、数分から数十分で症状が現れるもので、気管支ぜんそく・じんましん・アナフィラキシーなどが該当する。接触皮膚炎などは数時間〜数日で現れる遅延型に分類される。

この問題のページ:アレルギー反応のうち、抗原に接触してから短時間で症状が現れ…

161免疫の働きが自分自身の正常な組織を攻撃してしまう状態を何というか。

  1. a自己免疫疾患
  2. b日和見感染
  3. c不顕性感染
  4. d免疫寛容
答えと解説を見る

正解:a. 自己免疫疾患

自己免疫疾患は、免疫が自分自身の正常な細胞や組織を異物として攻撃してしまう病態。日和見感染は抵抗力低下時に通常は無害な病原体で発症すること、不顕性感染は症状が現れない感染をいう。

この問題のページ:免疫の働きが自分自身の正常な組織を攻撃してしまう状態を何と…

163咀嚼と嚥下に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a咀嚼により食物が細かくなり唾液と混ざることで、消化・吸収が助けられる
  2. b咀嚼は消化とは無関係である
  3. c嚥下は随意運動のみで行われる
  4. d唾液には消化酵素は含まれない
答えと解説を見る

正解:a. 咀嚼により食物が細かくなり唾液と混ざることで、消化・吸収が助けられる

咀嚼により食物が細かくなり、唾液(アミラーゼを含む)と混ざることで消化・吸収が助けられる。嚥下は、口腔期は随意運動だが咽頭期以降は反射(不随意)によって進む。

この問題のページ:咀嚼と嚥下に関する次の記述のうち

164腸内細菌の働きとして、正しいものはどれか。

  1. a一部のビタミンの合成や、消化されなかった成分の分解に関与する
  2. bすべて有害である
  3. c消化・吸収にはまったく関与しない
  4. dたんぱく質を体内で合成する
答えと解説を見る

正解:a. 一部のビタミンの合成や、消化されなかった成分の分解に関与する

腸内細菌は、一部のビタミン(ビタミンKなど)の合成、消化されなかった食物繊維等の分解、有害菌の増殖抑制などに関与している。すべてが有害というわけではない。

この問題のページ:腸内細菌の働きとして

165余剰のエネルギーが体内に貯蔵される主な形として、正しいものはどれか。

  1. a肝臓・筋肉のグリコーゲンと、脂肪組織の中性脂肪
  2. b血液中のブドウ糖のみ
  3. c骨のカルシウム
  4. dたんぱく質のみ
答えと解説を見る

正解:a. 肝臓・筋肉のグリコーゲンと、脂肪組織の中性脂肪

余剰のエネルギーは、まず肝臓や筋肉にグリコーゲンとして貯蔵され、それを超える分は脂肪組織に中性脂肪として蓄えられる。グリコーゲンの貯蔵量には限りがあるため、過剰摂取は肥満につながる。

この問題のページ:余剰のエネルギーが体内に貯蔵される主な形として

166食後に体温がやや上昇し、エネルギー消費が増える現象を何というか。

  1. a食事誘発性熱産生(特異動的作用)
  2. b基礎代謝
  3. c不感蒸泄
  4. dエネルギー代謝率
答えと解説を見る

正解:a. 食事誘発性熱産生(特異動的作用)

食事誘発性熱産生(特異動的作用)は、食物の消化・吸収・代謝に伴ってエネルギーが消費され、体温がやや上昇する現象。たんぱく質で特に大きい。基礎代謝や不感蒸泄とは別の概念である。

この問題のページ:食後に体温がやや上昇し、エネルギー消費が増える現象を何とい…

167大量に発汗した後、尿量はどうなるか。

  1. a体液量を保つため、抗利尿ホルモンの働きにより尿量は減少する
  2. b尿量は増加する
  3. c尿量は変化しない
  4. d尿の生成が完全に止まる
答えと解説を見る

正解:a. 体液量を保つため、抗利尿ホルモンの働きにより尿量は減少する

大量発汗により体液量が減ると、下垂体後葉から抗利尿ホルモン(バソプレシン)が分泌され、腎臓での水分の再吸収が促進されて尿量が減少する。これにより体液量と浸透圧が保たれる。

この問題のページ:大量に発汗した後、尿量はどうなるか

168ホルモンの分泌調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a血中のホルモン濃度が高くなると分泌が抑制される、フィードバック機構が働く
  2. b一度分泌が始まると止まらない
  3. c分泌量は常に一定である
  4. d分泌は意思によって調節できる
答えと解説を見る

正解:a. 血中のホルモン濃度が高くなると分泌が抑制される、フィードバック機構が働く

多くのホルモンは、血中濃度が高まると上位の内分泌腺への刺激が抑えられて分泌が減る、負のフィードバック機構によって調節されている。これにより体内環境の恒常性が保たれる。

この問題のページ:ホルモンの分泌調節に関する次の記述のうち

169副腎の構造とホルモンの組合せとして、正しいものはどれか。

  1. a皮質 — コルチゾール・アルドステロン、髄質 — アドレナリン
  2. b皮質 — アドレナリン、髄質 — コルチゾール
  3. c皮質・髄質ともアドレナリンのみ
  4. d副腎はホルモンを分泌しない
答えと解説を見る

正解:a. 皮質 — コルチゾール・アルドステロン、髄質 — アドレナリン

副腎は外側の皮質と内側の髄質からなり、皮質からはコルチゾール(血糖上昇・抗炎症)やアルドステロン(塩類調節)、髄質からはアドレナリン(心拍数増加・血糖上昇)が分泌される。

この問題のページ:副腎の構造とホルモンの組合せとして

170膵臓に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a消化酵素を含む膵液を分泌する外分泌の働きと、インスリン等を分泌する内分泌の働きをあわせもつ
  2. b内分泌の働きのみをもつ
  3. c外分泌の働きのみをもつ
  4. d尿を生成する
答えと解説を見る

正解:a. 消化酵素を含む膵液を分泌する外分泌の働きと、インスリン等を分泌する内分泌の働きをあわせもつ

膵臓は、アミラーゼ・トリプシン・リパーゼを含む膵液を十二指腸へ分泌する外分泌腺としての働きと、ランゲルハンス島からインスリン・グルカゴンを血中へ分泌する内分泌腺としての働きをあわせもつ。

この問題のページ:膵臓に関する次の記述のうち

171脳の区分と主な働きの組合せとして、正しいものはどれか。

  1. a延髄 — 呼吸・循環の中枢
  2. b小脳 — 記憶と思考
  3. c大脳 — 平衡の調節
  4. d視床下部 — 聴覚の中枢
答えと解説を見る

正解:a. 延髄 — 呼吸・循環の中枢

延髄には呼吸中枢・心臓血管中枢など生命維持に不可欠な中枢がある。小脳は平衡と運動の調節、大脳は感覚・思考・記憶・随意運動、視床下部は自律神経と体温調節の中枢を担う。

この問題のページ:脳の区分と主な働きの組合せとして

172反射が成立する経路(反射弓)の順序として、正しいものはどれか。

  1. a受容器 → 感覚神経 → 中枢(脊髄等) → 運動神経 → 効果器
  2. b効果器 → 運動神経 → 中枢 → 感覚神経 → 受容器
  3. c受容器 → 大脳皮質 → 効果器
  4. d感覚神経 → 効果器 → 中枢
答えと解説を見る

正解:a. 受容器 → 感覚神経 → 中枢(脊髄等) → 運動神経 → 効果器

反射は、受容器で刺激を受け、感覚神経を通って脊髄などの中枢に伝わり、運動神経を経て効果器(筋肉等)が反応する経路(反射弓)で成立する。大脳皮質を経由しないため反応が速い。

この問題のページ:反射が成立する経路(反射弓)の順序として

173視野に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a眼を動かさずに見ることができる範囲をいう
  2. b2つの点を識別できる能力をいう
  3. c色を区別する能力をいう
  4. d暗い場所で見える能力をいう
答えと解説を見る

正解:a. 眼を動かさずに見ることができる範囲をいう

視野は、眼を動かさずに見ることのできる範囲をいう。2つの点を識別する能力は視力、色を区別する能力は色覚、暗所での見え方は暗順応に関わる。緑内障などでは視野が狭くなる。

この問題のページ:視野に関する次の記述のうち

174色を識別する働きを担う視細胞と、その特徴の組合せとして正しいものはどれか。

  1. a錐状体 — 明るい所で働き、色を識別する
  2. b杆状体 — 明るい所で働き、色を識別する
  3. c錐状体 — 暗い所で働き、明暗のみを感じる
  4. d杆状体 — 色を識別する
答えと解説を見る

正解:a. 錐状体 — 明るい所で働き、色を識別する

網膜の錐状体は明るい所で働いて色を識別し、網膜の中心部に多い。杆状体は暗い所で働いて明暗を感じるが色は識別できず、網膜の周辺部に多く分布する。

この問題のページ:色を識別する働きを担う視細胞と、その特徴の組合せ

175関節と腱の働きに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a腱は筋肉と骨をつなぎ、筋の収縮力を骨に伝える
  2. b腱は骨と骨をつなぐ
  3. c靱帯は筋肉と骨をつなぐ
  4. d腱は収縮して力を発生する
答えと解説を見る

正解:a. 腱は筋肉と骨をつなぎ、筋の収縮力を骨に伝える

腱は筋肉と骨をつなぎ、筋の収縮力を骨に伝える組織。骨と骨をつないで関節を安定させるのは靱帯である。腱自体は収縮しない。

この問題のページ:関節と腱の働きに関する次の記述のうち

176体温調節における「産熱」に該当するものはどれか。

  1. a骨格筋のふるえや代謝の亢進
  2. b発汗
  3. c皮膚血管の拡張
  4. d不感蒸泄
答えと解説を見る

正解:a. 骨格筋のふるえや代謝の亢進

産熱は、代謝の亢進や骨格筋のふるえ(シバリング)によって熱を生み出すこと。発汗・皮膚血管の拡張・不感蒸泄・放射・伝導・対流はいずれも放熱の仕組みである。

この問題のページ:体温調節における「産熱」に該当するもの

177汗腺に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a体温調節に主に関与するのはエクリン腺で、全身に分布する
  2. b体温調節に関与するのはアポクリン腺のみである
  3. c汗腺は手のひらにのみ存在する
  4. d汗腺は体温調節と無関係である
答えと解説を見る

正解:a. 体温調節に主に関与するのはエクリン腺で、全身に分布する

エクリン腺は全身に分布し、温熱性発汗により体温調節に主に関与する。アポクリン腺は腋窩などに限局し、体臭に関係する。精神的緊張による発汗(精神性発汗)は手のひらや足の裏、腋窩でみられる。

この問題のページ:汗腺に関する次の記述のうち

178深部体温(核心温)と皮膚温の関係として、正しいものはどれか。

  1. a深部体温は環境温の影響を受けにくく、ほぼ一定に保たれる
  2. b深部体温は環境温とともに大きく変動する
  3. c皮膚温は環境温の影響を受けない
  4. d深部体温と皮膚温は常に同じである
答えと解説を見る

正解:a. 深部体温は環境温の影響を受けにくく、ほぼ一定に保たれる

深部体温(核心温)は環境温の影響を受けにくく、恒常性によりほぼ一定に保たれる。一方、皮膚温は環境温の影響を強く受けて変動し、皮膚血管の収縮・拡張により放熱量が調節される。

この問題のページ:深部体温(核心温)と皮膚温の関係として

179運動後に生じる筋肉痛や疲労の回復を促すものとして、適切でないものはどれか。

  1. a疲労を感じても運動を継続すること
  2. b十分な睡眠をとること
  3. c軽い運動やストレッチ(積極的休養)を行うこと
  4. d栄養と水分を適切に補給すること
答えと解説を見る

正解:a. 疲労を感じても運動を継続すること

疲労を感じているのに運動を継続すると疲労が蓄積し、回復が遅れるだけでなく障害のリスクも高まる。十分な睡眠、積極的休養、栄養と水分の補給が回復を促す。

この問題のページ:運動後に生じる筋肉痛や疲労の回復を促すものとして、適切でな…

180夜勤明けの睡眠について、適切なものはどれか。

  1. a遮光や防音により睡眠環境を整え、まとまった睡眠時間を確保する
  2. b明るい部屋で短時間だけ眠ればよい
  3. c夜勤明けは眠らないほうがよい
  4. d睡眠環境は睡眠の質に影響しない
答えと解説を見る

正解:a. 遮光や防音により睡眠環境を整え、まとまった睡眠時間を確保する

夜勤明けの日中の睡眠は、明るさや騒音により質が低下しやすい。遮光カーテンや耳栓で環境を整え、まとまった睡眠時間を確保することが疲労回復に重要となる。

この問題のページ:夜勤明けの睡眠

181作業中の水分補給について、生理学的に適切なものはどれか。

  1. aのどの渇きを感じる前から、こまめに水分と塩分を補給する
  2. bのどが渇いてから一度に大量に飲む
  3. c水分だけを大量に補給する
  4. d発汗量にかかわらず補給量は一定でよい
答えと解説を見る

正解:a. のどの渇きを感じる前から、こまめに水分と塩分を補給する

のどの渇きを自覚した時点ですでに脱水が始まっているため、渇きを感じる前からこまめに補給する。大量発汗時は水分だけでなく塩分も補給しないと、血中の塩分濃度が下がり熱けいれんを起こす。

この問題のページ:作業中の水分補給について、生理学的に適切なもの

182血液検査の項目と、主に評価する臓器・機能の組合せとして正しいものはどれか。

  1. aAST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTP — 肝機能
  2. b尿素窒素(BUN)・クレアチニン — 肝機能
  3. cヘモグロビン・赤血球数 — 腎機能
  4. d血糖・HbA1c — 呼吸機能
答えと解説を見る

正解:a. AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTP — 肝機能

AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTPは肝機能、尿素窒素(BUN)・クレアチニンは腎機能、ヘモグロビン・赤血球数は貧血の有無、血糖・HbA1cは糖代謝を評価する指標である。

この問題のページ:血液検査の項目と、主に評価する臓器・機能の組合せ

183血中脂質の検査項目に含まれるものとして、正しいものはどれか。

  1. aLDLコレステロール・HDLコレステロール・中性脂肪(トリグリセライド)
  2. bAST・ALT・γ-GTP
  3. c赤血球数・ヘモグロビン
  4. d尿素窒素・クレアチニン
答えと解説を見る

正解:a. LDLコレステロール・HDLコレステロール・中性脂肪(トリグリセライド)

血中脂質の検査項目はLDLコレステロール・HDLコレステロール・中性脂肪(トリグリセライド)で、定期健康診断の法定項目に含まれる。動脈硬化のリスク評価に用いられる。

この問題のページ:血中脂質の検査項目に含まれるものとして

184尿検査で調べる項目として、定期健康診断の法定項目に含まれるものはどれか。

  1. a尿中の糖および蛋白の有無
  2. b尿中のカルシウム量
  3. c尿の温度
  4. d尿中の鉄分量
答えと解説を見る

正解:a. 尿中の糖および蛋白の有無

定期健康診断における尿検査は、尿中の糖および蛋白の有無の検査。尿糖は糖代謝の異常、尿蛋白は腎臓・尿路系の異常を示唆する。尿検査は医師の判断でも省略できない項目である。

この問題のページ:尿検査で調べる項目として、定期健康診断の法定項目に含まれる…

185肥満が健康に及ぼす影響として、正しいものはどれか。

  1. a糖尿病・高血圧・脂質異常症などのリスクを高め、動脈硬化の進行を促す
  2. b健康への影響はない
  3. c血圧を下げる作用がある
  4. d関節への負担とは無関係である
答えと解説を見る

正解:a. 糖尿病・高血圧・脂質異常症などのリスクを高め、動脈硬化の進行を促す

肥満、特に内臓脂肪の蓄積は、糖尿病・高血圧・脂質異常症のリスクを高め、動脈硬化を促進する。膝や腰などの関節への負担、睡眠時無呼吸症候群のリスクも増加する。

この問題のページ:肥満が健康に及ぼす影響として

186身体活動が生理機能に及ぼす効果として、適切なものはどれか。

  1. a継続的な有酸素運動により心肺機能が高まり、安静時心拍数が低下することがある
  2. b運動により心肺機能は低下する
  3. c運動は代謝に影響しない
  4. d運動により安静時心拍数は必ず上昇する
答えと解説を見る

正解:a. 継続的な有酸素運動により心肺機能が高まり、安静時心拍数が低下することがある

継続的な有酸素運動により心臓の1回拍出量が増え、心肺機能が向上する。その結果、同じ血液量を送るのに必要な拍動数が減り、安静時心拍数が低下することがある(スポーツ心臓)。

この問題のページ:身体活動が生理機能に及ぼす効果として

187喫煙が呼吸器系に及ぼす影響として、正しいものはどれか。

  1. a気道の線毛運動を障害し、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺がんのリスクを高める
  2. b気道の線毛運動を活発にする
  3. c呼吸機能を改善する
  4. d呼吸器には影響しない
答えと解説を見る

正解:a. 気道の線毛運動を障害し、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺がんのリスクを高める

喫煙は気道の線毛運動を障害して異物の排出能力を低下させ、慢性の炎症を起こす。慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺がんの主要な原因であり、受動喫煙でも同様のリスクが生じる。

この問題のページ:喫煙が呼吸器系に及ぼす影響として

188加齢に伴う視機能の変化として、最も一般的なものはどれか。

  1. a水晶体の弾力性が低下し、近くのものが見えにくくなる
  2. b遠くのものが見えにくくなる近視が進行する
  3. c視野が広くなる
  4. d暗順応が速くなる
答えと解説を見る

正解:a. 水晶体の弾力性が低下し、近くのものが見えにくくなる

加齢により水晶体の弾力性が低下して調節力が弱まり、近くのものが見えにくくなる(老視)。あわせて暗順応に要する時間が長くなり、必要な照度も高くなる傾向がある。

この問題のページ:加齢に伴う視機能の変化として、最も一般的なもの

189加齢に伴う聴覚の変化として、一般的なものはどれか。

  1. a高音域から聴力が低下する傾向がある
  2. b低音域から聴力が低下する
  3. c聴力は加齢の影響を受けない
  4. d聴力はむしろ向上する
答えと解説を見る

正解:a. 高音域から聴力が低下する傾向がある

加齢性難聴では高音域から聴力が低下する傾向がある。騒音性難聴も4,000Hz付近の高音域から始まるが、原因が異なる。職場では、聞き取りやすい話し方や視覚的な情報提供の工夫が有効。

この問題のページ:加齢に伴う聴覚の変化として、一般的なもの

190作業姿勢と身体への負担について、正しいものはどれか。

  1. a中腰など不自然な姿勢を長時間続けると、腰部への負担が大きくなる
  2. b姿勢は身体への負担に影響しない
  3. c立位のほうが常に負担が小さい
  4. d座位であれば負担は生じない
答えと解説を見る

正解:a. 中腰など不自然な姿勢を長時間続けると、腰部への負担が大きくなる

中腰やひねりを伴う不自然な姿勢は、腰部の椎間板への圧力を高めて腰痛の原因となる。立位・座位のいずれも長時間の同一姿勢は負担となるため、姿勢を変えられる工夫が必要である。

この問題のページ:作業姿勢と身体への負担

191情報機器作業による眼の疲労が生じる生理学的な理由として、正しいものはどれか。

  1. a近距離を注視し続けることで毛様体筋の緊張が続き、まばたきも減少するため
  2. b眼球そのものが変形するため
  3. c網膜が損傷するため
  4. d視神経が断裂するため
答えと解説を見る

正解:a. 近距離を注視し続けることで毛様体筋の緊張が続き、まばたきも減少するため

近距離を注視し続けると、水晶体の厚さを調節する毛様体筋の緊張が持続して疲労する。あわせて画面注視によりまばたきの回数が減り、涙液が蒸発してドライアイを生じやすくなる。

この問題のページ:情報機器作業による眼の疲労が生じる生理学的な理由として

192騒音が生理機能に及ぼす影響として、聴覚以外のものはどれか。

  1. a交感神経の緊張により血圧が上昇したり、睡眠が妨げられたりする
  2. b視力が向上する
  3. c消化機能が高まる
  4. d生理機能への影響は一切ない
答えと解説を見る

正解:a. 交感神経の緊張により血圧が上昇したり、睡眠が妨げられたりする

騒音は聴覚への影響のほか、自律神経系を介して交感神経の緊張をもたらし、血圧の上昇・心拍数の増加・消化機能の低下・睡眠障害などを引き起こすことがある。

この問題のページ:騒音が生理機能に及ぼす影響として、聴覚以外のもの

193寒冷な環境での作業が身体に及ぼす影響として、正しいものはどれか。

  1. a末梢の血管が収縮して手指の動きが鈍り、作業能率が低下することがある
  2. b血管が拡張して手指の動きがよくなる
  3. c体温は上昇する
  4. d身体への影響はない
答えと解説を見る

正解:a. 末梢の血管が収縮して手指の動きが鈍り、作業能率が低下することがある

寒冷環境では末梢の血管が収縮して手指の血流が減り、感覚や巧緻性が低下して作業能率が落ちる。長時間では凍瘡・凍傷・低体温症のリスクもあるため、保温と休憩の確保が重要となる。

この問題のページ:寒冷な環境での作業が身体に及ぼす影響として

194生体の恒常性が保たれる例として、適切でないものはどれか。

  1. a体重が食事量に比例して即座に変動すること
  2. b暑熱環境で発汗し体温が一定に保たれること
  3. c食後に血糖値が上がるとインスリンが分泌されること
  4. d大量発汗後に尿量が減少すること
答えと解説を見る

正解:a. 体重が食事量に比例して即座に変動すること

体重の即時変動は恒常性の例ではない。恒常性(ホメオスタシス)は、体温・血糖値・体液量や浸透圧などの内部環境を、自律神経系と内分泌系の働きにより一定に保つ仕組みをいう。

この問題のページ:生体の恒常性が保たれる例として、適切でないもの

195血液が全身を循環する意義として、最も適切なものはどれか。

  1. a酸素や栄養素を組織へ届け、二酸化炭素や老廃物を運び去ること
  2. b骨を支持すること
  3. c筋肉を収縮させること
  4. d皮膚を保護すること
答えと解説を見る

正解:a. 酸素や栄養素を組織へ届け、二酸化炭素や老廃物を運び去ること

血液循環の中心的な意義は、酸素と栄養素を全身の組織へ届け、代謝で生じた二酸化炭素や老廃物を肺や腎臓へ運び去ることにある。あわせてホルモンの運搬、体温の調節、生体防御も担う。

この問題のページ:血液が全身を循環する意義として

196労働生理の知識が職場の衛生管理に役立つ場面として、最も適切なものはどれか。

  1. a健康診断の検査項目の意味を理解し、結果を職場の改善につなげること
  2. b労働者の人事評価を行うこと
  3. c作業者の賃金を決定すること
  4. d取引先との契約を結ぶこと
答えと解説を見る

正解:a. 健康診断の検査項目の意味を理解し、結果を職場の改善につなげること

労働生理の知識は、健康診断の検査項目が何を評価しているかを理解し、有所見の傾向から職場の問題(長時間労働、温熱環境、作業姿勢など)を推測して改善につなげるために役立つ。

この問題のページ:労働生理の知識が職場の衛生管理に役立つ場面として

197自律神経系のバランスが崩れたときに現れる症状として、典型的でないものはどれか。

  1. a骨折
  2. b動悸や息切れ
  3. c不眠
  4. d胃腸の不調
答えと解説を見る

正解:a. 骨折

骨折は外力による外傷であり、自律神経のバランスとは関係しない。自律神経のバランスが崩れると、動悸・息切れ・血圧の変動・不眠・胃腸の不調・発汗異常などの症状が現れることがある。

この問題のページ:自律神経系のバランスが崩れたときに現れる症状として、典型的…

198睡眠の質を高めるための生活上の工夫として、適切でないものはどれか。

  1. a就寝直前まで明るい画面を見続ける
  2. b就寝前のカフェイン摂取を控える
  3. c起床後に日光を浴びる
  4. d就寝・起床の時刻をできるだけ一定にする
答えと解説を見る

正解:a. 就寝直前まで明るい画面を見続ける

就寝直前の明るい画面はメラトニンの分泌を抑制し、入眠を妨げる。カフェインを控える、起床後に日光を浴びて体内時計をリセットする、就寝・起床時刻を一定にすることは睡眠の質の向上に有効。

この問題のページ:睡眠の質を高めるための生活上の工夫として、適切でないもの

199身体の防御機構に含まれないものはどれか。

  1. a骨格による姿勢の保持
  2. b皮膚や粘膜によるバリア
  3. c白血球による貪食
  4. d抗体による中和
答えと解説を見る

正解:a. 骨格による姿勢の保持

骨格による姿勢の保持は支持・運動の機能であり、防御機構ではない。皮膚・粘膜の物理的バリア、線毛運動、白血球の貪食、抗体による中和などが生体防御の仕組みである。

この問題のページ:身体の防御機構に含まれないもの

200労働生理の学習において、個別の用語を整理する際の考え方として最も適切なものはどれか。

  1. a臓器・器官ごとに「どこにあり、何をしているか」をセットで整理する
  2. b用語を五十音順に丸暗記する
  3. c数値だけを覚える
  4. d図やイメージは使わない
答えと解説を見る

正解:a. 臓器・器官ごとに「どこにあり、何をしているか」をセットで整理する

労働生理は、臓器・器官ごとに「どこにあり、何をしているか」をセットで整理し、図やイメージと結びつけると定着しやすい。ホルモンなら「分泌する腺と作用」、感覚器なら「部位と担う感覚」の対応が問われる。

この問題のページ:労働生理の学習において、個別の用語を整理する際の考え方

第二種衛生管理者を4択ドリルで演習する →本番形式・分野別・ミックスから選べます(無料)
第二種衛生管理者 の他の分野
第二種衛生管理者 の勉強法・過去問ガイド

実施団体:公益財団法人 安全衛生技術試験協会。受験資格・試験日程・受験料など変動する情報は、必ず公式サイトでご確認ください。