第一種衛生管理者
第一種衛生管理者「有害業務」の攻略法|差がつく2科目の覚え方
公開 2026-08-02
第一種の合否を分けるのは有害業務の2科目です。丸暗記になりがちなこの範囲を、テーマ別に整理して効率よく覚える方法をまとめました。
なぜ有害業務でつまずくのか
オフィス勤務の受験者にとって、局所排気装置・特定化学物質・酸素欠乏といった内容は日常業務で触れる機会がなく、イメージが湧きません。結果として丸暗記に走り、似た数字が混ざって崩れるのが典型的な失敗パターンです。テーマごとに「表で覚える」「理屈で覚える」を切り分けるのが攻略の鍵になります。
表で覚えるもの:頻度と保存年数
- ・作業環境測定の頻度:粉じん・特定化学物質・有機溶剤・騒音は6か月以内ごと、暑熱寒冷多湿と坑内の気温は半月以内ごと、放射線(管理区域)は1か月以内ごと、中央管理方式の空調の事務室は2か月以内ごと、酸素欠乏は作業開始前。
- ・測定記録の保存:原則3年。粉じんは7年、放射線は5年、石綿は40年。
- ・特殊健康診断:原則6か月以内ごと。記録は有機溶剤・鉛・特化物が5年、電離放射線が30年、石綿が40年、じん肺健診が7年、特別管理物質が30年。
- ・定期自主検査:局所排気装置等は1年以内ごと、特定化学設備は2年以内ごと。記録は3年。
理屈で覚えるもの:健康障害と物質
物質と障害の対応は、ストーリーで結びつけると定着します。たとえば「ベンゼン=骨髄をやられて再生不良性貧血・白血病」「ノルマルヘキサン=末梢神経がやられてしびれ」「マンガン=脳がやられてパーキンソン様症状」「一酸化炭素=ヘモグロビンを奪って酸素が運べない」といった具合です。丸暗記より圧倒的に忘れにくくなります。
頻出の「引っかけ」を先に潰す
- ・作業主任者の選任が不要な作業:強烈な騒音、レーザー光線、廃棄物焼却炉のばいじん取扱い、粉じん作業、セメントの袋詰め。
- ・特別教育が不要な業務:有機溶剤業務、特定化学物質を用いる製造等の業務、騒音作業。
- ・譲渡等の制限の対象外:送気マスク、空気呼吸器、化学防護服、防音保護具。
- ・健康管理手帳が交付されない業務:有機溶剤、鉛、水銀、シアン化物、騒音。
- ・労働時間の延長が制限されない業務:病原体によって汚染された物を取り扱う業務。
保護具は「酸素があるかどうか」で切る
呼吸用保護具は、ろ過式(防じんマスク・防毒マスク・電動ファン付き)と給気式(送気マスク・空気呼吸器)に分かれます。ろ過式は周囲の空気をきれいにするだけなので、そもそも酸素が足りない場所では使えません。「酸素欠乏のおそれ=給気式一択」と覚えれば、この論点は落としません。
仕上げは模試で科目別に確認
第一種は各科目40%の足切りがあり、有害業務の2科目(各10問)は4問正解が必須ラインです。本サイトの第一種模擬試験は本試験と同じ44問・科目別判定つきなので、どの科目が足切りに近いかを本番前に把握できます。
第一種衛生管理者 の分野別一問一答
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